【横浜ビブレ店】PEPPERが出来上がるまで

こんにちは!島村楽器横浜ビブレ店にてエフェクター・デジマート・楽器用の弦などの担当をしている徳永です!!

6月1日〜6月10日にて開催の「YOKOHAMA PEPPER FAIR 2018」と6月9日(土曜日)、通称ロックの日に開催される「PEPPERのすべて」に伴い、FreedomC.G.R.様の工房へとお邪魔してまいりました!
さらに!そこで当店入荷しているPEPPERが出来上がるまでの現場を見学させていただきましたので、その内容を少し紹介させて頂きます。

PEPPERの木材選定

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まずエレキギターを作る為には、木材の選定を行わなければなりません。
そして今回見学させていただいたのはPEPPERに使用する木材たちでしたのでPEPPERのボディとネック材となる「ホンジュラスマホガニー」「アフリカンマホガニー」やGREEN PEPPERのトップ・バック材として使用される「ゼブラウッド」などを見せて頂きました。
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まず拝見したの私が手に持っている、この透明な板です。
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コチラはPEPPERのボディを切り出す際に使用する「型」または「治具」と言われているもので、こちらを実際に使用する材に当てて木取りなどを確認されるそうです。
ちなみに当ててみたのがこちら!
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こうやって型を材に当てるだけで、少しワクワクしてきますよね!!
一枚一枚違う木目を持っている木材たち、実際に治具を当てることによって完成した際にどう見えるか等を確認することができ、治具を当ててみるだけでも完成形が見えてきます。
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こちらの木材はGREEN PEPPERのトップ・バック材に使用される「ゼブラウッド」と言われる木材です。
美しいゼブラ模様を持つ木材で、GREEN PEPPER特有の滑らかで美しいサスティーンを支えている大切な木材です。
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繊細な仮組込

そしてそして…
次に見せていただいたのは、木工加工です!
今回拝見させていただいたコチラは無塗装状態のPEPPER用ネックとボディです。
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ほとんど完成しているように見えますが、実はまだ木工を完了していないとか!?
ここから更に、細かく調整しながら削っていきます。
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ネックのジョイント部分(サイド面)を削りネックポケットに合うようにしながら、ネックを削りすぎてもダメなので、ボディのジョイントポケットを削ったり…
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手による感覚だけではなく、精密機械などの数値も確認しながら慎重に合わせていきます。
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ただ無塗装のネックに合わせてネックポケットを削れば良いという訳ではなく、今合わせているネックに塗装がされ、今よりも塗装により厚みが増すことも考慮し形を形成していきます。
ここでネックポケットがしっかり出来ていないと、PEPPER鳴りは奏でる事ができません。
塗装前において何よりも繊細な作業です。
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テンションすり合わせ

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FreedomC.G.R.の有名な作業工程の1つでもある「テンションすり合わせ」
「テンション擦り合わせ」をご存知ない方のためにも簡単にご紹介致します。

テンション擦り合わせとは?

実際にギター・ベースに弦を張ってある状態と同じ負荷をネックに与えながら擦り合わせを行う作業工程の事です。
FreedomC.G.R.が独自に開発した特殊な装置を使用する事によって一本一本、それぞれに負荷を与え、工場生産品とは別次元の演奏性やチューニングなどの安定性を可能にした革新的な擦り合わせです。
~以上解説終わりです!!~
そしてコチラで「テンション擦り合わせ」を行なっており、実際にGREEN PEPPERのネックをテンション擦り合わせされているところを、見学する事ができました!
すんごく運が良かったです!!
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しかも、擦り合わせする前のネックをセットするところから見学する事ができました。
FreedomC.G.R.の特殊な装置に設置し、セットアップする際に使用する弦(ダダリオの10-46)をその場で張り、細かく調整して行きます。
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FreedomC.G.R.の特殊な装置は画期的ではありますが、かなりの技術や経験を必要とする装置となっております。
一本一本に合わせた調整を慎重に行なって行きます。
この工程の仕上がりによって演奏性に支障を起こしたり、チューニングなど音色の安定性を失われてしまうかもしれないような繊細な作業工程となっています。
これは、FreedomC.G.R.の職人だからこそ可能にした技術であり、多くのプレイヤーに愛される理由なのかもしれません。

PEPPERのセットアップ

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ここからは、いよいよ当店に納品されるPEPPERのセットアップを実際に見ていきます!!
数多くの工程を通り完成目前のPEPPER…しかし最後のセットアップが全てを決めます。
そんな超重要な最終調整(セットアップ)は1本1本に合わせた調整を行なっていきます。
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まずは指板やフレットの簡単なクリーニングからです。
弦を張り、調整を始めれば指板の隅々まで触れることはできません。
そのため、弦を張る前にフレットを軽く磨いたり、指板をケアすることは地味ですが大切な工程ですので、一本一本丁寧に磨いて行きます。
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その後、弦を張って行きます。
張り終えたらチューニングをし、弦全体を伸ばしながら慣らしていきます。
この工程は完成した際のチューニングに関わって来ます。
極論になってしまいますが、弾いていけば弦というのは馴染んでいきますので必ずしもやらなければならないと言うわけではありません。
ですが、セットアップ時に弦をしっかりと馴染ませるという事は、ギターが実際に納品され、我々楽器店スタッフの手に渡り、お客様が試奏される際にチューニングが安定する状態。
つまりはしっかりと馴染んだ状態でセットアップされるという事は、プレイヤーにとって何よりもストレスがなく気持ちよく弾ける安心感へと繋がります。
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弦を馴染ませてチューニングを完了しましたら、ピックアップの高さ調整やピックガードビスの締め具合の調整を行ない、ボディ鳴りの仕方を調整します。
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そして最後はネックジョイントプレートの締め具合も調整し、ネックからボディへ伝わる振動を調節します。
こういった繊細な調整を乗り越え私たちの元へやって来ます。
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まとめ

いかがでしょうか?
普段、なかなか見ることの出来ない楽器製作の現場は長年培われた職人の経験や知識によって、独自の装置・道具・技術が生み出され世に広まっていきます。
そして私たち楽器店に納品されたり、はたまたプレイヤーの皆様の手元に行ったりすることによって、より多くのプレイヤーの皆様の元へ広まっていきます。
普段見れない楽器製作の現場を見ることによって、よりFreedomC.G.R.の「PEPPER」と言うギターに少しでもご興味を持っていただけたら幸いです。
そんな「PEPPER」が集まるフェアは、島村楽器横浜ビブレ店にて開催中です!!
ご興味のある方は、ぜひご来店ください!!皆様のご来店を心よりお待ちしております!!

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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