【サックスインストラクターブログ】インストラクター村上諒 Vol.58 奏法練習編(サブトーン)
皆さまこんにちは!
菖蒲店 サックスインストラクターの村上です!
今回は、渋いサックスをやりたいなら必須!そうじゃない人も必ず役立つ奏法であるサブトーンをご紹介します。
サックスという楽器は、クリアで艶のある音色が出せるだけでなく、息混じりでくすんだような味わいのある音色も出すことができます。その表現手段として、サブトーンがあります。とても雰囲気のある格好いい音色なので、ぜひチャレンジしてみて下さい!
サブトーンの実例
では、一体どういう音色をサブトーンというのかお聴き下さい。
同じフレーズでノーマルトーンとサブトーンを比較してみました。サブトーンでは音の成分にブレスノイズが混ざって、角が取れたような、かすれたサウンドになります。輪郭のはっきりした明確なサウンドと対比してサブトーンが使えれば、表現の幅が広がりますね!
吹き方
ポイントは口元、リードと下唇の接地面です。下唇をリードの広い面積に触れさせることで幾ばくかのリードの振動を軽減し、代わりにブレスの音を強調させます。具体的には、リードに下唇が触れたまま顎を少しだけ引くことで、下唇をめくり上げてリードに対する接地面積を大きくします。この状態で吹くと抵抗感が強くなっているので、しっかりと圧力のかかった息で吹いてあげましょう。気持ち程度アンブシュアを緩めてもいいかもしれません。但し、口輪筋の支えが無くなると一気に音程が下がってしまうので、力加減に注意してください。
また、より大げさにサブトーンサウンドを表現したい場合は、通常のアンブシュアから外れてガッツリと下唇を前に出すこともできます。コントロールは難しくなりますが、ブレスノイズが増して面白いサウンドになります。
どんなセッティングだと出しやすい?
道具の面ではマウスピースの形状が多少影響するかもしれません。ハイバッフルよりローバッフルの方が出しやすいような気はします。しかし、多分ローバッフルを吹いている時のほうがサブトーンの効果を大きく感じているだけで、そんなに違いはないと思います。どんなマウスピースでもサブトーンは出せます。
どちらかというとアンブシュアが重要で、シンリップよりファットリップの方が口元を柔軟に動かせるのでサブトーン向きだといえます。チャレンジの際は参考にしてみてください。※吹奏楽の方などでシンリップのアンブシュアを構築中の方はアンブシュアを崩さぬようご注意ください!
サックスは様々な音色を出すことができる、大変ポテンシャルの高い楽器です。色々な表現を楽しんでみてください!!
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