【ディープなヴァイオリンの世界!vol. 11】ヴァイオリンインストラクター鈴木の練習日記🎻~第2弾!🔥~

ヴァイオリンインストラクター鈴木による練習日記🎻~第2弾!🔥~

ネタ切れを乗り越え「ディープなヴァイオリンの世界!」が第11回に突入!

本日も新企画の「ヴァイオリンインストラクター鈴木の練習日記🎻」いってみたいと思います!!

鈴木の練習日記とは

自己研鑽のための練習で今鈴木が取り組んでいる曲に焦点を当てて曲目解説と共に演奏法についても語って参ります🔥

第2弾では「バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」と「ヴィターリ シャコンヌ」と「ベートーベン ロマンス第2番ヘ長調」「モンティ チャルダッシュ」を取り上げてみたいと思います!

バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番

あの有名なバッハのシャコンヌが最終楽章にどどーーんと登場します。

なんと演奏時間は約15分!!!!!

演奏不可能なほど技術的に難しいかといえば全くそんなことはなく、全体を通しても音を並べるのは意外と簡単だったりします。

ただ表現の部分ではちゃんと曲の本質を見抜けていないと全く形にならないですね。

それぞれの楽章で大きく特徴は異なりますが、通して弾いた時に緩・急・緩・急・緩の5つの楽章をどれだけドラマティックに演奏するかが鍵になってきます。

バッハを弾くときにいつも当たる問題としては「ヴィブラートどうするか問題」です。

ヴィブラートをかけない方が当時の演奏様式に忠実でよりバッハらしくていい、という意見が現代では多数派だとは思いますが、僕はかけた方がいいと思っています。

当時はやっていなかったかもしれませんが今は表現方法や技術が発展・進化して今の演奏様式に至っているのでそれをわざわざ発展・進化する前の状態に戻すのが本当にいいことなのか、というのが最近の僕の意見ですね。

バッハの音楽にヴィブラートをかけると演奏に立体感が出てくるのと同時に抒情的になります。聞いている人の心を打つような、魂を震わせるような演奏が可能になります。

色々な演奏があるので是非WEB上で探してみて下さい!

ヴィターリ シャコンヌ

ヴァイオリンを始めて10年ぐらいすれば弾けるようになる曲です!

難曲とは言われていませんが個人的にはヴァイオリン曲の中でもかなり難しい部類に入ると思います。

右手の高度な技術が多く要求され、圧倒的な表現力も必要になっていきます。

同じようなフレーズが何回も出てきますが、場面によって変化をつける必要があり演奏家の表現力が問われます。

音程も結構取りにくいのでちゃんと練習する必要があります。

ビブラートの変化と劇的な強弱表現、それに加えてアゴーギグをセンス良く付け加えられれば理想的な深い演奏になると思います

ベートーベン ロマンス第2番ヘ長調

一般的にはベートーヴェンというと交響曲第5番「運命」のイメージが強いと思いますが、この曲を聞いたらベートーヴェンのイメージも大きく変わると思います!

冒頭の甘美な旋律が印象的でこんなにロマンチックな曲もベートーヴェンは書いてたんだ!となるはず!

演奏者側の難しいところはやはりビブラートのかけ方ですね。

しっかりと振り幅もありながらも速くビブラートをかける箇所もあれば、

振り幅は大きく、ゆったりとビブラートをかける所、

最初はノンビブラートで弾き始めてあとからビブラートをかける所、

色々な種類のビブラートを使いこなす必要があります。

ビブラートの技術が磨きたい方はぜひ取り組んでみてください!

モンティ チャルダッシュ

この曲は本当に人気が高い曲ですね!

最初のゆったりと朗々と歌う部分から急速なパッセージに入ってからの華やかな部分、少し落ち着いてゆったりと重音を駆使して高らかに歌う部分、そしてまた急速部に入り最後にd-mollからD-durに転調して圧倒的に輝きを放って豪快に終わるラスト、聴く人を魅了するまさに名曲です。

演奏する上で大切なのは音程の取り方です。

この曲はD-mollなので第3音であるファの音は極限まで低く取ります。

また和声短音階で構成されているので導音であるド#はできる限り高く、第6音のシ♭はできる限り低く取ると音程がハマりやすいです。

急速部はスピッカートの連続ですが弓を飛ばし過ぎないというのがコツです。

弓を跳ねさせ過ぎると音の響きが損なわれて音としての美しさに欠いた演奏になってしまいます。

この曲に限ったことではありませんが、スタッカートやスピッカートは跳ね過ぎないというのが大切です。

いかがだったでしょうか?

今回はヴァイオリンの演奏会で良く取り上げられる曲、4曲に焦点を当ててみましした。

僕も普段自己研鑽のために色々な曲に取り組んでいますが、今回取り上げた曲は音楽的な部分が非常に難しい曲です。

難しい、というのは曲が難解すぎて解釈に苦労するというよりかは

自然な音楽表現をしないと全く形にならないという意味で難しいです。

何もしないと音を並べただけのつまらない演奏になりますし、無理に音楽表現をしようとすると癖のあるおかしな演奏になってしまいます。

そういう意味で4曲ともかなりの難曲だと思います。

でも取り組むことで音楽表現とは何かという音楽の真髄を垣間見ることができる作品かと思いますので

挑戦してみたい方はぜひぜひ頑張ってみてください!

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この記事を書いた人はこんな人

投稿者 鈴木淳一郎
ひとこと 最近は将来どんな車を買うかを考えることにハマっています。(免許?あ、まだ持ってないです...)
担当 ヴァイオリンサロン
プロフィール ヴァイオリンを愛し、ヴァイオリンに愛された男。
静岡県浜松市出身。中学に入学してから部活でヴァイオリンに出会い、音楽の道に進むことを決意。1日7時間に及ぶ猛練習を重ねて小澤征爾さんの出身校である桐朋学園大学音楽学部に合格。在学中は徳永二男氏に師事。将来の夢はヴァイオリンの全ジャンルでスペシャリストになり、新しいスタイルの演奏様式を確立してクラシック音楽界に革命を起こすこと。

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