【新宿四重奏Vol.2】ビブラートってどうすればうまくかかるの??

今週のテーマはビブラート!!!

ついに始まりました!!新宿四重奏(しんじゅくカルテットと読みます!!)

今週の担当はヴァイオリンを極めし漢(おとこ)・ヴァイオリンインストラクター鈴木が担当致します!!

新宿四重奏は音楽教室担当大野、ピアノインストラクター水口、サックスインストラクター前田、そしてわたくし、鈴木の4人で週替わりで毎週更新する(予定..)です!!皆様是非1週間の楽しみとして熟読!頂けると音楽の知識や音楽の世界が分かるようになる!!(かもしれれません)

それでは鈴木の初投稿いきますよー!!今日のテーマはずばり!

奥深きビブラートの世界!!

皆さん!ただで聞けるのはここだけですよーーーー!!!!音楽やっている人必見です!

それではまずビブラートとはなんぞや、というところからお話しいたします!

ビブラート、よくカラオケに行くと目にする単語なのではないでしょうか?

まず大前提として図をご覧いただいた通り、歪な波形のビブラートというのは美しくありません。(これはおそらく自論ではないはず!?)

ちなみにビブラートはイタリア語のVibrare(ビブラーレ)『振動する』という意味を持つ動詞から来ているのですが

実はビブラートにも色々な種類があります!※鈴木の自論も多く含みます。

クラシックのビブラート

たとえばクラシックではビブラートは基本的には出している音から低い音に向かってかけるのが基本です。またビブラートの幅と速さ(回数)も時代によってかなり変化をつけます。モーツァルト等の古典派の時代(1730年代から1820年代)は幅は狭く、回数は多くで演奏することが多いです。ブラームス等のロマン派の時代(1800年代初頭から1900年代)は基本的には幅広く、回数は少なく弾き、激しい部分では回数を多くする、というのがオーソドックスな奏法(※これに関して自論です。)だと思います。またバロック時代(17世紀初頭から18世紀半)を代表するバッハ等は演奏法が二通りあり、ノンビブラート奏法(ビブラートをかけない)とビブラートをかける演奏法の2パターンあります。

ビブラートの歴史について

バッハ等のバロック音楽の奏法では現在ノンビブラート奏法が一定数流行しておりますが、クラシック音楽が盛んに演奏されていた20世紀で名を馳せたヴァイオリニストビブラートをかけて演奏していました。この場合は半音近く幅広くビブラートをかけて弓の圧力もしっかりとかけて演奏することでバッハの荘厳さや深みを表現できるため、ロマン派のような迫力でバッハを演奏することが可能になります。アイザック・スターン(1920年-2001年)がいい例だと思います。この状況が一転したのがホグウッド(1941年-2014年 イギリスの指揮者・チェンバロ奏者・オルガン奏者・音楽学者 )、アーノンクール(1929年-2016年 オーストリアの指揮者、チェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)の登場によります。彼らの影響で『ピリオド奏法』という言われる『時代考証に基づくクラシック音楽の演奏』が流行し始め、バッハの時代の演奏法の再現ということに人々の関心が集まります。これにより一時期はピリオド奏法によるノンビブラートでの演奏が大流行し主流になったといっても過言ではないぐらいに多くの演奏家がこの奏法による解釈で演奏活動を行いました。余談ですが鈴木はバッハの無伴奏作品を弾くときビブラートをかける派です。

他のジャンルは?

たとえばジャズ

ジャズではポルタメント(音から音への移動音を入れるテクニック)を多用するのは演奏する上で大事なのですが、ビブラートもかなり特徴があります。クラシックでは低い音の方の音に向かってビブラートをかけるのに対して、ジャズでは高い音の方に向かってもかけます。場合によっては半音近く上にかけることもありそれによってジャズ独特のノリを表現することができます。

J-pop

J-popに関しては鈴木もまだ研究中です。J-popと言っても幅は広く、尾崎豊さんや松田聖子さん~米津玄師さんや髭男dism、back number、yoasobi等多くのアーティストがいます。
完全にこれは僕の自論ですが、基本的には2つのことを意識するとだいたいの曲はうまく弾けると思います。
それは①幅広くて細かいビブラートをかけるということ強い圧力を弓から弦に伝えることです。
そしてこれをうまくやる上で1つとっても大事なポイントがあります。それは①の『幅広くて細かい』の幅広さをどう幅広くするか、です。図を使って説明します。

クラシックでは基本的には出している音から低い音に向かってかける(※図はロマン派を演奏する時のビブラートをイメージしています。)ジャズでは高い音の方に向かってもかける、とお話ししました。
J-popの場合同じ『幅広い』でも幅広くする場所が変わってきます。まず低い音に向かってどれだけかけてるかを図でご覧ください。
半音近く低い音に向かってかけています。そして問題は次ですね。高い音に向かってどれだけかけているかを図でご覧ください。高い音に向かってもビブラートをかけています。Jazzでは半音近く高い音に向かってビブラートをかけることがありますが、J-popの場合は少しだけ上に向かってかけています。半音の4分の1ぐらいでしょうか。また図を見るとビブラートの回数もかなり多いことが分かるを思います。
このビブラートができるとJ-popのノリの良さであったり、劇的な感情の変化をスムーズに表現できるようになると思います。
ただこれをやる上で1つ注意点があります。①をするには②が伴っていないと、うわずった感じになってしまい音も響ききらずに逆に癖のある汚い音になってしまうということです。

この点だけは注意して是非実践してみてください。
ちなみに例外もあります。経験談ではありますが、yoasobiの夜に駆けるに関してはビブラートをかけない方がうまくいきました。
曲の独特かつ複雑なリズム感を表現しやすくなったのが原因かと思います。

ジブリ

ジブリのような「癒し」や「和」がテーマになっている曲ではノンビブラート奏法を多用するのがポイントだと思います。(これに関しては自論にはなってしまうので、他の解釈も全然ありだと思います!!!)それにより幻想的な雰囲気や厳かな雰囲気、また牧歌的な雰囲気を醸し出すことができるようになります。ちなみに『海の見える街』に関しては西洋がテーマの曲想だと思います。なのでこれは例外で、クラシックのロマン派の音楽のように演奏するのが曲の本質に迫ることができるのではと考えています。

ディズニー

ディズニーのようなメロディックな曲を表現する際はノンビブラートもしくは細かいビブラートの箇所と幅広いビブラートをかける箇所でのメリハリをつけることが重要になってきます。フレーズの中でどこに幅広いビブラートをかけるかがセンスの魅せどころなのです。

また長い音(全音符や二分音符など)では音の前半はノンビブラートで、後半から半音分ぐらいの幅広いビブラートをかけるというテクニックを使います。こちらもポイントはメリハリをつけるということです。前半は全くビブラートをかけず伸びやかに、後半はビブラートをしっかりとかけて音を輝かせる、という意識が大切ですね!

まとめ

こんな感じで世の中には色々な種類のビブラートがあります。今回は紹介していませんが演歌のビブラートやジプシーのビブラートといったものも存在しそれぞれ特徴があります。もしよかったらYouTubeで聴いてみてください!スロー再生すると色々発見があると思いますよ!!

最後に

なんだかとっても真面目な投稿になってしまいましたが..

最後に鈴木の名演??をお聞きください。

それでは

バッハ作曲管弦楽組曲第2番より

G線上のアリアをお届けします!!

普段はヴァイオリンのレッスンしてます!!

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