リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その7~フレット交換の巻!PART1

皆さまこんにちは!
ギターリペアマンの遠藤です!

もうすっかり季節は春…ゴールデンウィーク真っ只中ですね!
私の地元鳴子の鳴子ダムでは5/1からダムのすだれ放流が始まっております!鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでます!5/5までなのでお休みの方はぜひ来てみてください!

という宣伝は置いておいて…

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さてさてこのベースのネックはこれから何をされようとしているのでしょうか…

その答えは、

フレット交換!

どうにもフレットがへたって弦のビビりが目立つようになってきたということで新しいフレットに打ち換えとなりました。
フレットがまだ十分に残っている状態であればフレットのすり合わせも提案できますが元のフレットがヴィンテージタイプの細く背の低いものでなおかつ10年以上も弾きこまれてフレットの凹みもかなり目立つ為にフレット交換という判断に至りました。

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というわけでフレットを交換するのでまずはフレットを抜いていきましょう~

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え~フレットに半田ごて当ててるの??
とこの画像を見て思った方も多いでしょう(笑)

実はフレットはギター製造の段階でフレット打ちの際に接着剤を流し込んであるものが多くフレットを加熱して接着剤を溶かし抜きやすくします。
そしてフレットは金属なので熱を加えると膨張し冷えると収縮します。するとフレット溝に若干の余裕が生まれて抜きやすくなるので指板の痛みを極力抑える為にも有効なのですよ~!

というわけで準備ができました。フレットを抜いていきましょう!

感覚としてはフレットを「抜く」という表現よりは食い切りでフレットを「掴んだり離したりする」ですかねぇ…抜いたらおそらく指板もろとも持っていかれると思います。

まずは改造した食い切りを端から入れて…
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掴んだり離したしながら進めていきます。
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はいキレイに抜けました!
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こんな感じでサクサクと進めていきましょう~
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全部抜けました!
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おめでとうございます!

次の作業はフレットが抜かれたあとの少し荒れた指板面をならすのと同時に指板面のストレートを出す為の「指板修正」という作業をしていきます!

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ここでなぜナットが登場?

というのもフレット交換をすると基本的にフレットの高さは高くなる為に既存のナット溝の高さでは低くなって解放弦がビビってしまいますね…
なので私の場合フレット交換をする場合は基本的にナット交換もセットで行うことにしております!

これから指板修正をする際にサンドペーパーをつけたすり板をつけてならすわけですがナットが付いたままだとナットにガンガンぶつかって最悪ナット周辺の塗装を割ったりしてしまいます。

なので先にナットを外してしまいましょう!

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まずはナットと塗装の境界をカッターで切れ目を入れて塗装を切っていきます。これをしないと漏れなく塗装が割れます。しっかり全周やりましょう…

写真撮り忘れてますがこの後ヘッド側から当て木とハンマーを使って地道にコンコンナットを叩いてます…振動と衝撃で接着を剥がす為です。
その後は写真のように食い切りを使って挟んでぐらぐらと揺らします。

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そして…

外れました!
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おめでとうございます!

ナットが外れたらようやく指板修正の作業にはいります。
まずナット溝より後ろの部分は塗装が乗っていますのでこのようにマスキングでガードします。
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私の指板修正セットです。
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ギター工場在籍時代に自作した各種すり板、そしてサンドペーパー、指板Rゲージ、ストレートゲージ等などですね…

指板面のストレートが出そうなところを予想し先ずはロッド調整をします。
それからサンドペーパーを付けたすり板で指板面のストレート出し、歪みの修正をしていくのです。
私の場合は#150から始まり#600までペーパーの番手を上げて仕上げていきます。

このようにストレートを測りながら…
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そして指板Rも崩れないかちゃんと保ちながら指板を削っていきます。
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これが#150の粗削り
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これが#600の仕上げ。だいぶペーパー傷がキレイになりました。
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というわけで指板修正は完了しました!

次はフレット溝がフレットの足より浅くなってしまった為にフレット溝の切り直しです。
同時にフレットの足が太いものはそれ用に切り直しますし逆に細くてスカスカに場合は埋めて切り直すなどします。

今回打つフレットはFender純正のフレットです。一緒に写ってるフレットノコで浅くなった溝を切り直します。
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このように慎重に切っていきます…
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切れました~
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全ポジションの切り直し、フレット溝の修正が終わりました!
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さあここまで来たら次はようやく「フレット打ち!」

…と思いきや今回はここまで!
内容的に長くなってしまうので数回に分けて書きます!伸ばしてすみません(汗)
近いうちにまた続きを書きますのでよろしくお願いします!

以上、リペアマン遠藤でした!
またお会いしましょう~

※常駐時間のご案内
11:00~19:30
不在の場合もあるので事前にお問い合わせ頂ければと思います。

お問い合わせ先

店舗名 島村楽器仙台イービーンズ店
電話番号 022-264-9333
担当者 遠藤

リペア定休日

※「赤」リペア定休日となります。

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