リペアマン山本の札幌リペア道中記 VOL.62 ~手作業と機械~

皆さん、こんにちは!!

最近、寝る前に“蒸しタオル”を目にあててリラックスする事が欠かせないリペアマン山本です!

リペアって結構目を酷使するんですよ~。パソコン仕事などしている方もお勧めです。個人的には目薬よりもすっきり疲れが取れるような気がします。

さて、本日のブログタイトル。なんか難しそうなタイトルにしてしまいましたが(笑)そんな難しい事ではないので気軽に読んでください。まず2枚の写真をご覧頂きましょう。

どん!

どどん!

「何してるの?」「何の修理?」って思った人が大半だと思います。だって写真見ただけではただ楽器を何かで挟んでるだけですもんね。説明がないと分かりませんよね。何の修理かというと~

弦を張った時のネックの動きを想定したフレットすり合わせ!!

フレットすり合わせは私のブログでも何度か紹介しましたよね。

リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.57 ~期待に応えるという事~

↑のブログでもサーベルタイガーのGt.マシンさんのギターをフレットすり合わせを行い調整しました。

フレットすり合わせとは、簡単に言うと弾いているうちにフレットが削れて高さに高低差が出来て音詰まり、びびりなどが起きる症状をフレット上面を削りフレットの高さを揃えて解消させる為の修理です。(すごく簡単に言ってます!)

フレットを削るので当然ながら弦は外して作業します。もちろん、トラスロッドの動きを確認したり、弦を張った時にどうネックが動くのかをイメージしながら作業するのですが、ネックの動きは楽器によって様々!!ひとくちに順反り、逆反りといっても細かい波打ちや捻じれもあります。弦を張った時にどこが大きく動くのか、トラスロッドが最も効くポイントはどこかなど確認する事はたくさんあります。

最初の写真は削る際のネックの状態を最適化した所。写真の状態になるまでの工程は秘密です。我が師匠ルシアー駒木より指導を受け、自ら研鑽を積んだ賜物なので簡単には教えられません(笑)

ここまで読んで弦を張った状態でフレットすり合わせをするなら「PLEK」があるじゃん!!って思った方。

手作業には手作業の良さ、機械には機械の良さがある。

そうですね。島村楽器も「名古屋ギター&リペア」にPLEKがあり、私も経験したいと思い自分のギターを出してみました。仕上がりはもちろん素晴らしく、ギターの状態が非常に細かく数値化される事に非常に驚かされました。人間ではいくらスケール(定規)で測ってもPLEKほどの数値化は出来ないでしょう。コンピューターで細かく分析し削るべきフレットだけ削るのですから精度は抜群に決まってます。人間が手作業で作業する場面ではその楽器特有のネックの動きやオーナー様の好みのセッティング、弾き方も考えた上でトータルで作業します。どちらが良いと言う話ではない事が分かりますね。どちらも良いんです。ギターを製作する工場でも「ここは機械でやった方が効率が良いところ」「ここは人間が手作業でやった方が楽器として絶対良い所」と上手く手作業と機械を共存させている工場があります。全部機械で作ってしまったら楽器としては何かもの足りない気もしますしね。

音詰まりやびびりが気になる方、一度リペアマン山本までご相談ください。

以上、リペアマン山本でした!!

また次回!!

12月リペア定休日【赤】


関連記事

リペアスタッフ常駐、店頭での楽器修理受付について

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

コメントを書く

必ずお読みください

  • コメントを送信すると、名前・本文に入力した内容がこのページ上に表示され、どなたからでも見える状態となります。
  • 不特定多数の方が閲覧する可能性がありますので、電話番号・メールアドレス等の個人情報は書き込まないようご注意ください。
  • 個人の特定につながる内容が記載されている場合はコメントを削除させていただきます。その他コメントガイドラインについてはこちらをご覧ください。(新規タブで開きます)
  • HTMLは使用できません。