リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.16

みなさん、こんにちは!リペアマン山本です。

突然ですが、私札幌に来てから風邪をひいてしまうことが無くなりました。北海道のきれいな空気と水が合っているんでしょうかね~。
お客様の楽器を日々リペアするのも体が資本です。体調管理には十分気をつけなきゃいけませんね!

さて今回紹介するリペアはいくら管理に気をつけていても不意の出来事で起こってしまった症状。もちろん“治す”のは私の役目です。

ではいってみましょう~。

お預かりしたギターはこちら。

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ギブソン レスポールスペシャル。このヘッドだけの写真ではどこが壊れているのか分かりませんね。
ギターを裏返してみましょう。

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ん?ん~!?なにやらヘッドの付け根に線が見えるような...。しっかり確認してみましょう。

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完全に割れてしまっています!いわゆる“ネック折れという症状ですね。”このままでは弦を張りプレイする事は出来ません。

オーナー様のショックもさぞ大きかったでしょう。

ネックに角度の付いたギターは倒れたり強い圧力がかかったりするとこのように折れてしまう事があります。

ネック折れの修理はどこまで直すかにもよりますが、通常、接着~当て木補強~塗装などを行い結構高額なリペア代となります。

しかし折れ方や色によっては費用を抑えながらもしっかりとした強度で直す事が出来ます。

店頭でネック折れの修理なんてできるの?と思う方もたくさんいらっしゃると思います。

それが...出来るんです!

折れたネックをじっくり観察。割れ口の木の繊維や折れた時から経った時間など考察し修理内容、工程を整理します。

(作業に入る前にお客様と修理内容、金額についてじっくり話し合っています。それに関しては後ほど)

今回の折れ方(割れ口が比較的綺麗、折れてから時間があまり経っていない)であれば接着のみで十分な強度が得られると判断しました。

くよくよしている場合ではありません!!早速作業に入っていきます!

まずはネック、ヘッド周辺を修理しますので付いているパーツは外してしまいます。

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次に手で押さえてみて綺麗にくっつくかを確認。

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このままだと隙間が出てしまいますね。折れた時の衝撃で木材の繊維がくずれてしまっている箇所があり邪魔をしています。
そこを針で整えていきます。細かい作業ですが接着強度に影響が出る部分ですので慎重に!丁寧に!

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もう一度手で押さえてみます。

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少し隙間がなくなってきました。
もう一度割れの内部を確認。衝撃で割れた破片が出てきました。この破片が元の位置からずれて邪魔をしていたようです。
ピンセットで元の位置に戻します。非常に細かい作業です。

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すると...

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いい感じです。軽く力を加えるだけですっと割れが閉じるようになりました。

次は接着前の準備です。当て木やクランプを使って割れた箇所が元に戻るようにします。
どんな方向にどのくらい力を加えたいかを考てから適切な位置、締め具合で固定していきます。

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割れがぴったり閉じているのを確認したらいよいよ接着です!

その模様は次回!(え?次回?って声が聞こえますが 笑)

店頭でネック折れをどう直すのか!?お楽しみに!!

リペアマン山本でした!

2月リペア定休日【赤】

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問い合わせ先は

札幌パルコ店 担当:山本 TEL 011-214-2391

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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