【弦楽器リペア】アトリエ・コクーンの弦楽器工房日記vol.5 「表板割れ修理」

みなさま、こんにちは!
弦楽器修理担当の藤村です。島村楽器さいたま新都心店では弦楽器工房を併設しています。弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの本体と弓、コントラバスは弓のみ)の修理を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!
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今回の工房日記では、表板の割れ修理をご紹介します。
下の画像↓長年しまったままだった楽器を久しぶりに出してみたところ…表板に割れが!再び弾けるように、と修理をご希望されました。割れは衝撃によるもののほか、乾燥・急激な湿度変化が原因で起きるものがあります(↓は後者)。
まず表板を外し、割れ目を洗浄します(古い割れほど汚れ等で接着が難しくなります)。楽器に合わせたブロックを接着しておき、小さなクランプを使って割れ目を隙間なく締めるための下準備をします。準備が整ったら表側から新鮮なニカワで接着、この後接着に使ったブロックは除去します。割れ目が開かないよう裏側から補強したのち、ニスリタッチの準備に入ります。その他もろもろの調整を行い、何十年ぶりかで元気な姿に戻りました。

今回のような表板の割れやヒビは、しっかり修理すれば音の張りも戻りますので、変わらず演奏を楽しんでいただくことが出来ます。割れは進行しますので、見つけたら早めにご相談くださいませ。それではまた、次回工房日記をよろしくお願いいたします。さようなら!

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