【レポート】赤松林太郎 ベートーヴェン3大ソナタリサイタル 

ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタを弾く。

雪が降る程の寒さ厳しい数日前とは打って変わって、晴れてあたたかな一日となった2021年2月20日(土)。ピアニスト:赤松林太郎氏による、ベートーヴェン3大ソナタ ピアノリサイタルを開催いたしました。大変好評で、コンサートの告知と同時にすぐ完売。追加公演実施が決定となり、本日は、フルコンサートの2回公演でした。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

プログラム

ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 

  • ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」
  • ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」
  • エリーゼのために
  • ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」

▲〈ベートーヴェン博物館/旧・ハイリゲンシュタットの遺書の家/2019年撮影〉
赤松さんの演奏を聴いていて...ベートーヴェンの作曲部屋から見えたであろう、のどかな風景、
窓から入ってくる爽やかな風を受け穏やかになる心
ところが、ふいに襲う将来に対する恐怖と絶望に苛まれる感情

筆を握る指、ペンを走らせる音まで聞こえてくるくらいリアルに...ベートーヴェンの作曲してた風景が、脳裏に浮かびました。


▲脳裏にベートーヴェンの作曲する姿を浮かべていると、ピアノソナタ全楽章が、残された楽譜(音楽)が、ベートーヴェンの今を記された日記のように感じ...そして、プログラムが進むにつれて演奏そのものが、ベートーヴェンの会話を聞いてるような心地になり、ベートーヴェンと会った事もないのに、不思議な感覚でした。
赤松さんの演奏が素晴らしいのは勿論ですが、人間味溢れる音楽、もしかしたら沢山執筆している立場でもある赤松さんの演奏だから、そのように感じられたのかもしれないです!


▲最後のアンコールには、ベートーヴェンに縁あるピアノメーカー「SAUTER・ザウター」モデル:185DELTAのピアノで演奏いただきました。今まで演奏いただいていたSTEINWAY&SONS のピアノを移動しようとするスタッフの姿を見て、「これから何が始まるのかな!?」と驚かれた方もいらっしゃったかもしれません!
ピアノは創業1981年。創業者、ヨハン・グリムは、ベートーヴェンと公私ともに親しかったピアノ職人・シュトライヒャー夫妻の下で修業。その後、独立して甥のカール・ザウターと共に、SAUTER(ザウター)社を創業したという記録が残っており、一家代々受け継がれ現存している最古のピアノメーカーとして存在しています。(昨年、創業200周年を迎えました)。ピアノ発展の歴史を辿ると、作曲家=演奏者の存在が大きかった事がわかります。ベートーヴェンもピアノの発展に貢献した重要人物の一人です。
アンコールでは、SAUTERがスタートして色々な取り組みがなされていた時代に活躍していた作曲家、ピアノの音色に寄り添った曲を演奏してくださいました。
シューマンの優しさ、歌曲王シューベルト・楽劇王ワーグナー(リスト編)と詩を得意とする作曲家が作った、温かく美しい曲は、SAUTERの優しさをより惹きたて、コンサートの終わりに相応しい終演となりました。

【1公演目アンコール】

  • シューマン/子供の情景 7.トロイメライ,Op.15
  • リスト/イゾルデの愛の死(ワーグナー),S.447,R.280

【2公演目アンコール】

  • シューマン/子供の情景 7.トロイメライ,Op.15
  • シューベルト/即興曲集 第3番 変ト長調,D899,Op.90


▲終演後は、赤松林太郎さんの著書・CDをお買い求めいただいた方のサイン会を実施。皆さん、ピアノが好きな事は共通していて、今日のコンサートのご感想や赤松林太郎さんに実際お会いできた事への感動をお話ししている姿を見て音楽にある力の源を感じ、大変嬉しく思いました。
コンサートが終わって、、、
赤松さんの演奏で、ベートーヴェンの人生を、お客様と一緒に駆け抜けた思い出のように感じます。またこのような時間を、また皆様と過ごしたいです!ご来場いただいました皆様、ピアニスト赤松林太郎さん、ありがとうございました。

赤松林太郎 (Rintaro Akamatsu)プロフィール

世界的音楽評論家ヨアヒム・カイザーにドイツ国営第2テレビにて「聡明かつ才能がある」と評された2000年のクララ・シューマン国際ピアノコンクール受賞がきっかけとなり、本格的にピアニストとして活動を始める。
1978年大分に生まれ、2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。1990年全日本学生音楽コンクールで優勝して以来、国内の主要なコンクールで優勝を重ねる。神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)、国際コンクールでの受賞は10以上に及ぶ。
国内はもとよりアジアやヨーロッパでの公演も多く、2016年よりハンガリーのダヌビア・他レンツ国際音楽コンクールでは審査委員長を務め、ヨーロッパ各国で国際コンクールやマスタークラスに度々招かれている。キングインターナショナルよりアルバムを次々リリースする一方、新聞や雑誌への執筆も多く、エッセイや教則本も多数出版。
現職:(一社)全日本ピアノ指導者協会評議員、ブダペスト国際ピアノマスタークラス教授、洗足学園音楽大学客員教授、大阪音楽大学特任准教授、宇都宮短期大学客員教授、カシオ計算機株式会社アンバサダー。
赤松林太郎 オフィシャルHP:http://rintaro-akamatsu.com/index.html


赤松林太郎氏、新刊案内

リットーミュージックより出版 3年後、確実に 〇〇が演奏できる練習法シリーズから、赤松林太郎氏が手掛けたショパン編に続き、第2弾!3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法 ベートーヴェン編が2020年12月17日に発売されます。
ベートーヴェンの歩んできた人生の年表、縁ある土地・建物の紹介をはじめ、ベートヴェンを演奏するに大切な知識が『ぎゅっ』と詰まってます。(今回演奏される曲も掲載されています。)


出版:リットーミュージック
「3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法シリーズ ベートーヴェン編」
¥2,500+税

東音企画より、こんな本欲しかった!!!の内容の楽譜「プレ・ソナチネ」が、赤松林太郎さん監修で出版されました。

ソナチネ・アルバムまでに必要なエッセンスを凝縮。41曲の小品を通じて古典派の様式感と演奏技術を学びます。赤松林太郎先生監修のもと、豊富な指使いや解説を収録。ピアノを始めてまもないお子さまでも取り組める教材です。


出版:東音企画
「プレ・ソナチネ」赤松林太郎:監修
¥1,100+税


クラシックコンサート・プレミアムレッスン イベント情報

全国のクラシック店舗で世界・全国各地で活躍している素晴らしいアーティストをお迎えし、コンサートや、プレミアムレッスンを開催しております。ぜひご覧くださいませ。
スケジュール・webからのお申込みは、⇒こちらをアクセスください。 
皆様のご来場を心よりお待ち致しております。

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