【管楽器】管楽器徹底解剖!フルート編

こんにちは!大高店管楽器担当の岡田です!
今回はフルートについてお話します♪

フルートとは

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このほそながーーーいのがフルートです!
長さがだいたい65センチくらいです。重さは約400グラム~500グラムくらい。
大きいサイズのヨーグルト~500mlの中身が入ったペットボトルくらいです。案外重たいですね!
横向きに構えて演奏しますが、長時間吹いていると結構腕が疲れてきます。
「フルートは木管楽器の一種で、リードを使わないエアリード(無簧)式の横笛である」by Wikipedia
・・・とのことですが、つまりサックスやクラリネットみたいにリードという発音原理を使用しないで音を出す楽器ということですね!
とても優雅な印象で吹奏楽でも花形のフルートですが、
どうやって音をだしているのでしょうか?

フルートの発音原理(エアリードとは)

フルートの音が出る仕組みは「カルマン渦」と呼ばれる空気の流れが関係しています。
調べるとすごく難しいことがたくさん出てきますが・・・簡単に図にするとだいたいこんな感じ
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フルートの唄口の穴へ息を入れるのですが、そのとき唄口の断面に息が当たって外に出る息と中に入る息の2つに分かれます。
分かれた息は渦を作って(この渦がカルマン渦)空気の振動を起こし、その振動が管を振動させ音が出る・・・という事なのです。
隙間風がヒューーーーと鳴るのと同じ原理です。
なので息を当てる場所が演奏するにあたってとても大切です!
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ここにきちんと息が当たらなければいい音は出せません。
最初は少し音を出すのが難しいですが、この位置を意識するだけで変わりますよ♪
管楽器の中でも一番原始的な発音原理で、ご先祖と言われる楽器や似た楽器が世界中に存在します。
では次はそんなフルートの歴史を見ていきましょう!

フルートを今の形に!「テオバルト・ベーム」とは

フルートのご先祖様は旧石器時代ごろ各地で作られていた角笛や木をくりぬいて作った笛などと言われていますが、はっきりとは分かりません。
角笛からだんだん形が変化し、半音階を演奏できるようキィが少しずつつき、今の形になっていきます。
そして、『ベーム式』といわれる現在のフルートの形を作ったのは
ドイツの発明家テオバルト・ベームでした。
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テオバルト・ベームは、1847年のパリ万博で管が金属製でキイがたくさん付いている画期的なフルートを発表しました。
それまでのフルートは音程が不安定で音を出すのもむずかしかったのですが、そうした欠点が飛躍的に改善され現代的なフルートの形になりました。
そこから銀製のベーム式フルートが日本に初めてやってきたのが1900年頃、1923年には現在のムラマツフルートの創始者である村松孝一氏によって第一号となる日本製フルートが完成します。
今や日本はフルートメーカー数世界一のフルート大国!
丁寧な作りが自慢の日本製のフルートは世界中で愛用されています。

フルートの構造

ではテオバルト・ベームが完成させた現在のフルートの構造を見てみましょう!
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フルートは「頭部管」「胴部管(主管)」「足部管」の3つに分解が出来ます。
コンパクトに持ち運びが出来るのも魅力ですね!
ちなみに一度スタッフの楽器を分解してブログで紹介してもらったことがありました!
構造や虫食いの話、タンポの話も載ってますよ!!ご覧ください♪

フルートのキィにはタンポというパーツがついていて、タンポが音孔をふさぐことで管の長さが変わるため音が変わるという仕組みです。

フルートには定期的な調整が不可欠です!

これだけ複雑な構造をしていると自分の楽器がきちんと楽器が動作しているのか・・・・気になりますよね・・・
管楽器すべて調整は必要なのですが、フルートなど木管楽器には定期的な調整が欠かせません。
上のブログで紹介している、キィについている音孔をふさぐための「タンポ」が湿度の変化や演奏した際の水分などで膨らんだり縮んだりしてしまいきちんと穴がふさげなくなってしまうためです。(タンポ調整)
また、右手側のキィのように一緒に何個もキィが閉まるように設計されている部分では、同時に同じ力でキィをふさがなくてはなりませんがタンポの変化によってどちらかがふさがっていなかったりすると音が出なかったり出づらかったりすることもあります。(バランス調整)
タンポは消耗品なのでかたくなって調整が出来なくなってしまっていたり破れてしまうと交換もしなくてはなりません。(タンポ交換)
他にもキィにはオイルが入れてあるため定期的に古いオイルを除いて新しいオイルへの差し替えも必要になります。
半年に1度は修理で点検をしてもらってくださいね!
出づらい音がある・・・吹き方のせいではないかもしれませんよ・・!!!
大高店では無料で楽器点検も行っています!気になる事があればお気軽にお持ちください!

もちろん日頃のおていれもとっっっっても大切です!!!

タンポの交換や調整など修理は出来るだけ最小限に抑えたいですよね!
そのためには日頃のお手入れが重要です!
木管楽器のお手入れの基本は「水分を徹底的に取り除く事!」
部活での少ない片付けの時間でも工夫しながらきちんとお手入れしてあげたいですね。

フルートのいつものお手入れ

①クリーニングロッドにガーゼを巻き管内の水分を取り除く
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ガーゼを巻いたら3つに分解した管内それぞれに通していきます。
②クリーニングペーパーでタンポと音孔の間の水分を取り除く
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キィを開け閉めしながらパタパタと紙をはさみます。
③クロスで指紋などをきれいにふき取る。
指紋が残ったままだと黒ずんでしまったり、汚れとして定着してとれなくなってしまうことも・・・
こまめに磨いてあげましょう!

たまにのお手入れ

反射板の位置確認
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「反射板」とはフルートの頭部管に入っているピッチを正しくするための金属の板です。
上の写真のようにヘッドスクリューから分解してみると中からコルクが出てきて端に金属板がついています。
このコルクが中で反射板の位置を守っているのですが、タンポと同じように湿度の変化などで位置がずれてしまうのです・・・
1週間に1回ほどお手入れのついでに反射板が正しい位置にあるかチェックしましょう!
お手入れで使ったクリーニングロッドのガーゼを巻いたのとは逆側から頭部管へ入れます。
唄口から覗いてロッドについている切欠き線が真ん中にあれば正しい状態です。
奥に入りすぎていたり、手前にきすぎていたりする時はコルクが動いていますのでお店にお持ちください!!
また、コルクも消耗品ですので2年に1度程交換が必要になります!

キィオイル
1~3か月に1度キィオイルをさす必要があります
キィオイルとはキィを止めているネジに差してあるオイルです。
他にもキィを動かした時にカチャカチャ音がするときもキィオイルで改善されます!
ご自身で差すこともできますが量がとても難しいため、お店にお持ちいただく事をお勧めします。
大高店では無料で行っていますのでお気軽にお持ちください!

お問合せ

いかがでしたでしょうか?
なかなか難しそうだな・・・と思われた方もいるかもしれませんが
フルートはメロディーも多く、やはり花形・・・!!
独奏の楽譜もたくさん出ていますので趣味でも長く続けて頂けます♪
それでも不安!という方はお任せください!!大高店でしっかりサポートさせていただきます!!!
いつでもお気軽にご相談くださいね!

担当スタッフ

大高店の管楽器担当をしている岡田です!
あなたの音楽生活を全力サポートさせていただきます!!
フルート選びやお手入れ方法などわからないなどお悩みのことがあればなんでも相談してください♪
また、無料点検も行っておりますので何かいつもと楽器の様子が違う・・・というときはお持ちください!

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岡田 美弥子(おかだ みやこ)

島村楽器認定管楽器シニアアドバイザーです♪
出身は広島県です!中学・高校と吹奏楽部に所属、6年間ユーフォニアムを担当し、高校ではマーチングの大会で中国大会にも出場しました。
卒業後何か管楽器に関わる仕事がしたいと考え、中部楽器技術専門学校の管楽器リペア科で管楽器の修理について学び、大高店では管楽器を担当しています。
楽器やマウスピース選びのお手伝いはもちろん、最近吹きずらいなどの修理・調整のご相談もぜひお待ちしています!
管楽器のことならなんでもお気軽にお問合せください!

お問合せ

店舗名 島村楽器 イオンモール大高店
担当 岡田
電話番号 052-629-5101

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