20年以上メンテナンスしていないギターをメンテナンスしていこう!⑩ナット作成前編
前回で電装関係はひとまず完了!ということで、早く弦張って音が聞きたいなぁ♪
そういえば、ナットが欠けてたしちょっとビビってたんだよね。
ナット交換するか~(-O-;)
ナット作成前編
ギターにとって、ナット部分は弦振動を木材に伝える重要部分☆
腕がなりますね~♪
プラスチック素材のものでも良かったんですが、せっかくなので音が良くなるボーンナットで探しました。形状がほぼ同じタイプがSCUDさんで見つかりました!
➀大まかに形状作り
元々のナットと並べると高さが高いし、接地面以外の角という角を滑らかにしたい!
ということで、まずは高さをやすりで落としていきます。
続きまして、角という角を丸くしていきます。
やすりのかけ方にコツがあるんですが、言葉ではうまく書けないので気になる方は見に来てください(笑)
うまくやすりをかけるとこんな感じになります。
やすりだけだと荒いキズが残るのでサンドペーパーをかけます。
あらっビックリ!こんなにも角の無い滑らかな形状になりました☆
➁弦の溝切り(仮)
↑の(仮)というのは、弦が乗ってくれるだけでいいので(仮)です。
溝の深さ等は取り付けたあと測りながら調整していきます。
今回は元々ついていたナットと同じ位置に溝を切ることにします。
並べて鉛筆で印をつけました。
溝切りは専用のナットファイルを使っていきます。
レスポールタイプのギターはヘッドが後ろ側へ傾くように角度がついていますので、溝も同じように角度をつけて切ります。
さらに綺麗なU字溝になるようにやすりを左右に角度をつけながら切ります。
➂ナットを本体へ取り付け
取り付けようと一回乗せてみたら、ナットの角がないのでバインディングの角が当たって違和感!
この違和感はありえない!丸くしてやるー!
滑らか~♪触り心地は素敵です☆
ということで、瞬間接着剤でズレないようにくっつけます。ぎゅーっと。
まとめ
やっぱり記事が長くなってしまったので、2回に分けまーす。
今回はおおまかなナットの形を作る工程になりました。触り心地を重視してやすりを駆使して滑ら~かな形状に仕上げました☆
次回はシビアな弦溝の調整~仕上げになります。お楽しみに♪
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