ピックアップについて

こんにちは。皆様お久しぶりです!

最近3000円で手に入れたジャンクトランペットを

バラして磨いて遊んでいる野水です。


今回も管楽器から離れて、

エレキギター・ベースのピックアップのお話でもしていこうかなと思います。

多少おかしな部分も多いかと思いますがよろしくお願いします。


そもそもピックアップってなに?

ピックアップはその名の通り、ギターの弦の振動を取って電気信号に変換する、

という物です。

中には6本の円柱状の磁石とコイルが入っています。

モデルによっては鉄の棒を入れその土台に磁石が張り付けられているものもございます。

なぜ磁石とコイルなの?

この組み合わせは学校の理科の授業でも良く実験とかで使いますよね。

しかしそれだけではなく、マイク、電話機、スピーカーなど、

様々な場面で使用されています。

この磁石とコイルを使用すると、電源を使わない状態で音を電気信号に変えることが出来ます。

仕組みとしては、磁石とコイルの上で磁性体(金属や磁石)が動くとコイルに電流が流れるという現象を応用したもの。

ギターやベースで言えば、磁性体は弦でその振動数で電流に変化が起き、

弦の周波数と電流の波が連動する性質を利用して音に変換したものがピックアップです。

磁石の種類。

2種類の磁石が主に使用されており、この磁石が音色に違うだけでも

音色に影響が出ます。

アルニコ磁石

アルミ、ニッケル、コバルトなどの金属を原料とした鋳造磁石、

アルニコは材料の元素名を単純に並べたもの。

磁力はネオジム磁石(百均などで販売しているような強力磁石)と同じくらいの強い磁力があります。

昔から使われている磁石で今でも様々なピックアップで採用されています。

しかし保磁力がそれほど大きくないため、磁力が弱ってしまいやすい。

音色的にはパワフル過ぎはしないが、繊細で甘い音など、

昔ながらのヴィンテージサウンドを求める方にオススメのピックアップ。

セラミック磁石(フェライト磁石)

酸化鉄を原料にバリウムやストロンチウムなどの金属を加え、焼き固めた(焼結)化合物、

焼結された時にはには磁性がない為、電磁石によって着磁させてあります。

学校の理科の授業で使う磁石と同じようなものです。

保磁力が高く、磁力も強く、安価という3拍子が揃っている為

多くのメーカーで採用されています。

高出力でレンジの広いサウンドが求められ、更にハイゲイン時にきめ細かい歪みが得られます。

モダンサウンド、ハイパワーを求める方にオススメです。

ピックアップの種類

ギターの歴史の中で様々なバリエーションのピックアップが出てきました。

やりたいジャンルや使いたいギターによって音色も全く異なるものになりますので、

参考になれば嬉しいです。

シングルピックアップ

シングルコイルのピックアップはストラトキャスターやテレキャスターのギターでよく使われているピックアップです。

明るく、歯切れの良いクリアで煌びやかな音色が特徴です。

特に高音域の繊細なニュアンスを表現しやすい印象があります。

しかしハムバッカーと比べるとノイズを拾いやすいものになっています。



ハムバッカーピックアップ

レスポールタイプのギターによく使われているピックアップです。

見た目はシングルコイルピックアップを2つ並べたような見た目です。

シングルコイルに比べるとノイズを拾いにくく、パワフルで甘く太いサウンドが特徴です。

さらにディストーション・サウンドと相性がよく、ハードロックやメタルの低音の効いた太い歪みが出せます。

シングルサイズのハムバッカー

シングルコイルサイズのはハムバッカーでパワーは本物のハムバッカーには劣りますが、シングルコイル特有の繊細なサウンドも表現できるので、ストラトキャスターやテレキャスターでもうちょっとパワーとが欲しいと感じた際には手目していただきたいピックアップです。

取り付ける際にボディの加工をする必要がないのでお手軽で、元に戻したい時もそのまま交換できるので簡単です。

よく2本のレールが横に並んだピックアップを見ることがあると思います。

それがレールハムバッカーと呼ばれている、シングルサイズのハムバッカーです。

ハムバッカーサイズのシングルコイル

フェンダーのジャズマスターなどで使用されているもので見た目はハムバッカー中身はシングルコイルというピックアップ。

音色は通常のシングルコイルより太く、シングルコイルとハムバッカーの中間のサウンドです。

同じような構成のピックアップだとギブソンのPー90がありますが、まあったく違う設計となっています。

P-90とは…

P−90タイプピックアップ

フェンダージャズマスタータイプピックアップ

シングルコイルピックアップのコイルの巻き数を増やした大型なピックアップ。

フェンダーのジャズマスターの搭載されているものと似ているように思いますが、磁石の位置が違います。

フェンダーのジャズマスターは弦を狙うポールピースが磁石になっており磁界が狭くなっています。

フェンダージャズマスターのピックアップの簡略図

P-90は磁石の土台に鉄製のポールピースを立てたもので磁力は弱くなってしまいますが、磁界が広くなります。

この磁界が広くなるにつれて音色が太くなっていき、逆に次回が狭くなっていくと鋭いサウンドが出せます。

P-90ピックアップの簡略図

しかし弱点はあり、ハムバッカーに比べ、ハウリングしやすい作りになっており、それを利用する方も多いようです。

P-90シングルコイルの歯切れの良いはっきりした音とコイルサイズと磁界による太くて丸い音色のバランスが良く、様々なプレイヤーから愛されています。

日本だと奥田民生氏などが使用しています。

ピックアップのシステムの違い

ピックアップの種類を先程ご紹介していきましたが今度はピックアップのシステムのご紹介です。

おそらくみなさんがよく使われているギターに搭載されているピックアップはパッシブタイプのピックアップだと思います。

もう一つはアクティブピックアップです。この2種類のピックアップが存在しています。

ローインピーダンスとハイインピーダンス

パッシブタイプとアクティブタイプの二つを紹介する前にこのインピーダンスというものをご紹介します。

インピーダンスとは交流電源の電流と電圧の比のことです。

簡単に言ってしまうと、電流の流れやすさを表しています。

水路で言うダムや堰のようですね、門が少ししか開いていないと水流は細くなり水が流れにくくなり、逆に門が大きく開いていれば水がよく流れていく。

これがインピーダンス(交流抵抗)

ハイインピーダンスの方が抵抗が強いので電流の流れが少なく効率は良いですがノイズを拾いやすくなっています。

ローインピーダンスは抵抗が少なくよく電流が流れるため、効率は悪くなりますがノイズが少なくなると言うことになります。

上の2つの図を見て頂くとハイインピーダンスの図では太かった電流が絞られ、細くなってしまっています。

その際に電流が少し乱れノイズをのせてしまうというようなものになります。

対してローインピーダンスだと抵抗の影響をあまり受けないのでそのままで流れているようなかたちになります。

お使いいただくアンプによってはインプットジャックにHIGHとLOWの2種類があり、インピーダンスに合わせて使うという事も可能な機種が存在します。

ハイゲイン、ローゲインでインプットが2つになっているものもありますので注意です。

パッシブタイプ

パッシブタイプピックアップはパッシブ(受動的な)の意味の通り電源は無く、そのままでアンプにつないで演奏するものになります。

交流抵抗が強い(ハイインピーダンスの)ためノイズがのりやすくなってしまいます。

ハムバッカーは逆相違を起こしてノイズを減らすことはできていますが、完全に消し切れているかと言うとそうではなく、多少はノイズが出てしまいます。

そのノイズがいい、音がナチュラルに表現されるのが好きと言う方が多いイメージがあります。

アクティブタイプにはない音の軽快さ、シングルコイルの枯れた音などがいいのかなと思いました。


アクティブタイプ

パッシブタイプとは違い、電源を必要とし、トーンで細かく音を調節してからアンプへ出力することも可能です。

パッシブタイプとは違いハイインピーダンスの電流をローインピーダンスに変換し出力しノイズを極限まで少なくしていくと言うものになります。

その変換をするために中にはプリアンプが内蔵されており、プリアンプを駆動させるための電源として、9V電池が使用されています。

しかし難点は、電池が無くなってしまうと音が出なくなってしまう、使用していない時にケーブルを差しっぱなしにしてしまうと電池が消費されて行ってしまうところです。

シングルコイル、ハムバッカーとそれぞれラインナップされております。

聞いてみると、中低音が強めに出されている印象でした。

アクティブタイプのピックアップだとセラミックの磁石がつかわれていることが多く、そのために太くて厚い音、甘い音が出しやすくなっているのだと思います。

メーカーとしたら“EMG”が様々なメーカーで採用されている印象があります。

シングルコイルのアクティブピックアップでもパッシブタイプのハムバッカー以上にノイズのない状態で出力されているので素晴らしいと思います。

しかし、アクティブタイプ、パッシブタイプの音は全く違う音になっているので演奏したい音楽、それに合わせてどんな音が出したいかによって様々な選択肢があるので、いろんな音を研究してみると面白いと思います。

そして、「このメーカーのこのモデルはな〜」って思っている方でも、

「思ったものと違って弾きいやすい」みたいな面白い発見があると思いますので、

弾かず嫌いせずに楽しんでいきましょう!そこそこの楽器でも楽しめると思いますが、自分の出したい音で弾きやすい楽器の方がより楽しめると思います。

ぜひ様々な楽器をお試しください!


最後に、

管楽器にはない様々なセッティングで音色の変化を楽しめるのは素晴らしいと思い、羨ましいとも思いました。

私もギターは持っていますがトランペットをメインに演奏しているのでギターに関しては全くの素人で音を聴いてどんな印象なのか、ということしか言えません。

今回もいろんな人の演奏や紹介を見て調べての内容なので不明瞭な点も多いかと思いますが参考になると嬉しいです。


次週は動画作りにハマっている竹内君です。

お楽しみに!!


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