【サックスサロン】op.15 曲ができるまで③

ついに「さらう」段階です



みなさんこんにちは!サックスインストラクターの大竹です。

ここまで「譜読みをする」「音を並べる」と曲が整っていく過程を説明してきましたが

今回は一度指導者に見ていただいたものをブラッシュアップする、「さらう」段階です。


【浚う】 《五他》教えられた事を、あとで繰り返し練習する。復習する。

今回も先日アップした『スペイン』を題材にして、

具体的にどのようなポイントおさえるか解説していきます!



③さらう


「音が並んだ」段階とはひとまず正しいリズム・音程で曲が流せる

骨格が完成したような、のっぺらぼうの状態です。

ここに、強弱やニュアンスを取り入れて曲に肉付けをし、曲想を出してあげます。



曲想をつける

(強弱変化・楽譜上の発想標語はレッスン前に把握していることが前提とします)

はじめに取り掛かりやすいのが、縦と横の変化をつけることです。



たとえば冒頭や、スペインでお馴染みのブリッジにあたるこのフレーズでは



アクセントやスタッカートを付け、息のスピードを上げて

鋭く、に音楽が刻まれるように表現したいです。



かと思えば第2主題にあたるこの部分は



全体的に白い音符の数が増え、鋭くというよりは

に流れるように、縦のフレーズに対して余裕が見えるように演奏したいです。



この、縦と横の対比が見られると曲に色彩のコントラストができ、

肉付け、立体感を持たせることにつながるかと思います。




音の機能を活かす



小学校中学校時代によく耳にしたこのハーモニー、

聴くとなんとなく気を付けをして、お辞儀をして、また気を付けをしたくなります。


これが音の機能の基本、トニック・ドミナントです。

簡単に言うとトニックがとても落ち着く音、ドミナントが次に進みたくなる音ですね。

これを、自分の譜面からも見つけてあげます。




たとえばスペインでは第1主題の最後、ひとつフレーズの区切りとなる終わりの音



これは、「フレーズを歌い切った!」という終止感を出してあげたいです。




次に第2主題のアドリブででてくる特徴的なパッセージ




和声的にはドミナントで、「早く着地したい!」という気持ちになりますが

一方で「こんな格好いい場面さっさと吹いてはもったいない!」という感覚もあります。

こういった魅せるのに恰好のポイントは逃さないよう楽譜をアナリーゼ(分析)したいです。




曲想については他にも少し手を加えるだけでパーッと変化がつけられる技がたくさんあるのですが

それについてはレッスン内でのみお教えしているので、企業秘密です!(笑)




苦手なパッセージをとにかく反復練習

音が並んだ!といいつつもここだけは正直吹きこなせない・・・

というパッセージはどうしても出てきます。

こればっかりは積み重ねになるので解説だけではどうしようもないのですが、

技術面を求められる部分については譜読みと同様

とにかく分解・分割・ゆっくりからに尽きるかと思います。

出来ない部分をインテンポで、数だけこなしてもまずうまくはいきません。

恐らく多くの人が地獄を見る場面で、私もそうだったので口に出すのも嫌なのですが…(笑)

焦らず、少しずつ、苦手なパッセージの中から

自分のものにできる音を増やしていく気持ちで頑張りましょう!



今回はここまで

なんだか書いていると憂鬱な気分になる盤面でしたが(笑)

ここまでで自分のパート譜は大体完成したとみていいでしょう!

次回が最終回でしょうか?

④「アンサンブル」番外編「曲のバックボーンを知る」です。お楽しみに~




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