スタッフ西野のウクレレ与太話 Vol.7「ウクレレの選び方・スケールの違い編」

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島村楽器松本パルコ店のウクレレ担当西野です!前回は「ウクレレの選び方・サイズの違い編」と題しまして、ウクレレのサイズの違いによる演奏性や音色の違いについて書いてみました。今回も、前回と少し内容が近いのですが、「スケール」についてもう少し掘り下げてみたいと思います。ウクレレ選びの参考にどうぞご覧ください♪

「スケール」ってなあに?

1.物事の大きさの程度。規模。 「―が大きい」

2.物さし。その目盛り。寸法。また、縮尺。

辞書にはこんな感じで書いてありますが、ギターやウクレレのような弦楽器の世界ではスケールとは「ナットからサドルまでの長さ」を意味します。前回も少し触れましたが、ウクレレの場合「ソプラノ」「コンサート」「テナー」「バリトン」といったサイズがあり、順に大きくなっていくのですが、スケールも順に長くなっていきます。(ソプラノサイズのボディにコンサートスケール、コンサートボディにテナースケールといった楽器もあるため、サイズ=スケールというわけではありません。)

スケールが長くなると弦の張り(以下、テンションと言います)が強くなり、テンションが強くなると音が硬くなる代わりに音の伸びが良くなる傾向があります。音色とは関係ないですが、弦を押さえるのに必要な力も大きくなります。スケールが長くなるとフレットの間隔も広がるので、手の小さな方や初心者の方には弾きにくく感じるかもしれません。フレットの間隔が広くなるメリットは音程が正確な楽器を作りやすいことです。(スケールに比例して必ず音程が良くなるわけではありません。製作精度の高い楽器ならソプラノでも音程が正確なものもありますし、製作精度の低い楽器はテナーでも音痴だったりします。)

それではさっそくそれぞれのスケールの特徴を見ていきましょう!

ソプラノスケール(弦長約345mm)

一般的なソプラノサイズのウクレレはこのスケールになります。

弦のテンション<弱め>でフレット間隔も狭く押弦しやすいが、ギター経験者、手の大きい人や指の太い人は弾きにくいと感じるかも。音の伸びは<短め>で、ウクレレらしいコロコロとした素朴な音色が特長です。どちらかというとジャカジャカと歯切れよくストラムするのに向いている。

SUMI KOA-D-5K

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コンサートスケール(弦長約380mm)

弦のテンション<やや強め>、音の伸びも<やや長め>。ソプラノだとピッチの安定性に不安が残るし、テナースケールだとウクレレらしさが乏しくなってしまう。いいとこどりでどんなスタイルにも対応できるので中上級者に愛用者が多い。ソプラノウクレレにコンサートスケールのネックがついたソプラノロングネックというものもある。

SUMI UK-M-CON-R

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テナースケール(弦長約430mm)

弦のテンション<強め>で、フレット間隔も広いので押弦にやや力やコツがいる。音の粒がはっきりした硬めの音色。音の伸びは<長め>。ギターに近い透明感のある音になる。ストラムではアタック強めでパンチのあるサウンド、豊かなサスティーンはソロスタイルにも向く。コンサートウクレレにテナースケールのネックがついたコンサートロングネックというものもある。

KAMAKA HF-3 D2I

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第4、第5のスケール

数は少ないですが、ソプラノとコンサートの中間や、コンサートとテナーの中間というスケールを採用しているの楽器もあります。特徴を理解して、自分にピッタリの楽器をみつけましょう!

ソプラノロングスケール(弦長約360mm)

ソプラノサイズの楽器で、スケールを少し長くしたもの。弦長を伸ばすことで、ピッチの安定性と音の張りとサスティーンを良くしているため、ソプラノサイズでソロウクレレもやってみたいと考えている人におすすめ。コンサートスケールのソプラノロングネックでは見た目のバランスも崩れますし、ソプラノのコロコロ感も損なわれるため、個人的に絶妙なスケールだと思います。当店でも人気のSeilenさんのソプラノウクレレはこのスケールが標準になっています。

Seilen SLS-102MS

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コンサートロングスケール(弦長約410mm)

コンサートサイズの楽器で、スケールを少し長くしたもの。「テナーの音色は魅力的だけど、フレット間隔が広すぎるし、弦の張りも強すぎて弾きにくい」と感じていらっしゃる方にうってつけです。私は普段ソプラノサイズ(スケールもソプラノ)をメインで使用しているのですが、このスケールなら弾きづらさを感じることなくスムーズに持ち替えることができます。Seilenさんのミニテナーサイズ、KOU ukuleleのコンサートロングネック、KAMAKAのオータサンモデルHB-2Dなどがこのスケールになります。ウクレレ担当西野がいま一番オススメしているのがこちらのスケールです!

Seilen SLMT-2900wo

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KAMAKA HB-2D オータサンモデル

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ちょっと一言!「押弦のしやすさ」はスケールだけでは決まらない!

ウクレレを演奏する際、左手が押さえやすいかどうかというのは非常に重要なポイントです。店頭でウクレレを始めたばかりのお客様から寄せられるお悩みの中で多いのが「コード(FやG7)を押さえるとき弦が硬くて指が痛い」や「ちゃんと押さえてるつもりでも音がビリビリしてきれいな音が出ない」といった内容です。初心者の多くはソプラノでウクレレを始めます。ソプラノは弦の張力弱めで押さえやすいはずでしたよね?原因はいくつか考えられます。

まず、必要以上に強く押さえすぎている。これに関しては、必要最低限の力で押さえられるように慣れるしかありません。どのくらい押さえたらキレイな音が鳴るのか確かめてみてください。意外と軽い力で押さえた方がキレイな音が出ます。音が詰まったりビリついたりするのは弱すぎます。

ふたつ目はナットの弦高が高い。これは案外見落としがちなポイントです。簡単なチェック方法としては、3フレットを押さえたときに1フレットのフレットワイヤー(銀色の棒)と弦の隙間がどのくらい空いているかを見る方法ですが、ここの隙間が大きいものはローポジション(1~3F付近)が押さえにくくなります。初級者は最初1~3フレットを多用しますので、ローポジションの弦高が高い楽器は「弦が硬くて押さえづらい」と感じるのです。お心当たりのある方は、ぜひ島村楽器松本パルコ店の西野までご相談ください。

まとめ

ウクレレはサイズだけでなくスケールでも音色や演奏性が変わります。ご自身の演奏スタイルに合わせて最適なサイズ、スケールの楽器を選ぶ参考になれば幸いです。松本パルコ店ではここでご紹介した5種類のスケールすべてお試しいただけますので、ぜひ弾き比べにいらしてください!

ウクレレ与太話バックナンバー

Vol.1「ウクレレに最適なピックアップはどれ?」

Vol.2「ウクレレに最適なケーブルを見つけたい」

Vol.3「自分にあったウクレレ弦を探してみよう!」

Vol.4「ウクレレにストラップは必要?」

Vol.5「Low-G(ロウジー)のすすめ」

Vol.6「ウクレレの選び方・サイズの違い編」

Vol.7「ウクレレの選び方・スケールの違い編」

お問い合わせ

店舗名 島村楽器 松本パルコ店
ウクレレ担当 西野
電話番号 0263-38-2260

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