ねえ、知ってた?「改めて聞きたい管楽器のお手入れ」その②

リペアマン目線の知ってもらいたい!管楽器のセルフメンテナンスをご案内いたします

ご覧頂き誠に有難うございます。幕張新都心店で管楽器テクニカルアドバイザーをしております、齊賀(さいが)と申します。

私自身学生時代、自分で自分の楽器を直せたらいいな、と夢見てこの職種まで行きついてしまった訳ですが(笑)きっと皆さまも自分の楽器の調子が自分で知りたいと思って下さるはず!との思いでセルフメンテナンス(=自分でできるお手入れ)についてお話していきたいと思います。

勿論定期的にリペアに出す、というのは前提ではございますが自分の楽器についてよく知るという点でもぜひご活用いただければと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。

ねえ、知ってた?「改めて聞きたい管楽器のお手入れ」

お題【管楽器とオイルとグリスの話】

今回はちょっとマニアックなオイルとグリス編です。

チェックポイントは3つ!

オイルもグリスも同じ潤滑剤(じゅんかつざい)!①

そもそも、楽器によってなぜオイルを変えねばならないのか…これらの違いは「粘度(ねんど)」にあります。いかにサラサラか、ドロドロか。適正は楽器によって変わってきます。基本的に小さな楽器ほど軽い粘度・大きな楽器は重い粘度の傾向にあります。

そして、実はグリスというのはオイルの超重たい版なのです。なので修理の中ではより重い粘度を必要とする場面にはグリスを使ったり、オイルとグリスを組み合わせて粘度を調整したりします。

②クリアランス(すきま)について

クリアランス、と聞くと「クリアランスセール」を思い出してしまう私ですが、実はクリアランスセールってセールとセールの隙間のセールってことなんですね!(雑)
本題の楽器のクリアランスに戻りますと、楽器の中で大事な動作(ピストンの動きや抜き差しの動き…など)の部分に関わってきます。クリアランスはぴったり無くしてしまっても動きは悪くなりますし、クリアランスが大きくても遊びが大きく動きは均一ではなくなります。また、楽器の品番・グレード・メーカー・使用経年度でも違ってきますので、当然合う粘度のオイルも変わってきます。
難しい話にしてしまいましたが、色々試してみると動きは変わる!ということだけ覚えてくださいね!

③気密(きみつ)について

木管楽器に使うコルクグリスも実は色々メーカーによって特色があります。粘度が違ってきますので変えてみると音が良くなった!のは気密に関係しているかもしれません。
コルクも組み立ての都合上きちきちではいけません。その隙間を埋めるのがコルクグリスです。木管奏者さんもぜひ色々お試しくださいね!
ちなみに幕張店イチオシはトロンバのグリスです!ぜひお試しを。

おさらい☝

①ちゃんと楽器に合わせたオイルを使おう
②動きが悪いと思ったらオイルを疑うのも1つ
③コルクグリスで音が変わるかも

いかがでしょうか?
楽器も十人十色。ご自身の楽器に合わせた診断はぜひお店までお持ちいただいて、定期点検の受診をおすすめいたします!
ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。
楽しく楽器を吹けますよう、心をこめてお手伝いいたします!

記事を書いている中のひと

管楽器テクニカルアドバイザー 斉賀(さいが)


吹奏楽部での担当楽器:クラリネット
リペアの道へ進み、学校販売として小学校バンドから一般楽団までサポートの経験を経て幕張新都心店にて管楽器テクニカルアドバイザーをしております。
管楽器の他に打楽器、鍵盤ハーモニカやアコーディオンの修理の経験がありホームセンターめぐりが趣味になりつつあります。修理を通じて楽器に携わる人のお手伝いができたらと思います。

島村楽器 幕張新都心店ホームページ上で毎月稼働日を掲載しております!ご来店の際にご活用ください

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