【教室講師ブログ】ウクレレ科加藤先生:レレブロ vol.3「カポタストのススメ(応用編)」

【ウクレレ教室講師紹介】加藤 和広(かとう かずひろ)

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こんにちはウクレレ講師の加藤です。

前回は「カポタストのススメ(基礎編)」と題して「カポタストつけると半音ずつキーが上げられますよ)と言うお話をしました。

今回はこの、半音ずつキーを上げる、ということの応用編としてのカポの効用ないしは使い方のお話をしますね。キーを上げる、と言うことに加えてのカポのもうひとつの大きな働き。それは、「歌のキーは上げたくはないんだけど、楽譜にあるコードだと難し過ぎて手に負えない」と言った際に、「カポを用いながら押さえやすいコードで弾くことができちゃう」と言う働き。ここまでは前回のブログでも予告編的にお話ししたわけですが、それって一体どう言うこと?と思っている方もいらっしゃるかと思いますので、ちょっと詳しく説明します。

コードが難しくて手に負えない。そこでカポの登場です!

例えば、ウクレレ用の曲集じゃなくて、もっと一般的な歌の本ってありますよね。電話帳みたいに分厚い本で「ヒット曲●00 曲掲載」みたいな感じのサブタイトルが書いてあるような。こう言う本の多くは、原曲にかなり忠実に採譜されていて、本当に良く出来てるものが多くて私、頭が下がる思いでおります。感心・感謝しつつ私も使わせて貰っています。なのですが、原曲に忠実なだけに、採譜も原曲の通りの Key でされている。そんなケースもかなり多いように思います。なので、記述されているコードネームもその Key に準じたものだけが書かれている。そのような場合が結構あるんですよね。(中には簡単なコードも併記されている親切な本もありますが。)

ちなみにご自分の持っている歌本をちょっとパラパラとめくってみていただけますか。で、色んな歌の楽譜の、各行の一番左、ト音記号のすぐ右隣を見てみてください。ここに「#」や「♭」が付いている歌と付いていない歌があることがわかると思います。「#」や「♭」が付いていないとか 1 個だけとかの歌であれば、個だけとかの歌であれば、記述されているコードネーム通りにそんなに苦もなくコードが押さえられるかなと思います。その一方、#や♭がたくさん付いている歌のコードネームはどうでしょうか?ちょっと手に負えないようなコードネームばかりではないですか?例えば、あいみょんの「裸の心」だと♭が 4 つ。歌の出だしのところに記述されているコードは A♭→E♭→D♭→A♭。ウクレレでこれらのコードをそのまま押さえるのは、かなり困難ですよね。そこで力を貸してくれるのがカポタスト、というわけです。

A♭→E♭→D♭→A♭であれば、1 フレットにカポタストをして、G→D→C→G のフォームでコードを押さえる。そう。これであいみょんの歌のフォームでコードを押さる。そう。これであいみょんの歌にピタリと合わせてウクレレが奏でられるようになるんですね。そもそも、A♭→E♭→D♭→A♭を G→D→C→G で弾くなんて言われても、このコードの置き換えと言うか変換と言うかをどんな理屈で考えれば良いのかがワカラナイ。原曲の Key 通りの音の高さでウクレレを弾くにあたり、何フレットにカポをして、どんなコードを使えば良いのかがワカラナイ。・・・と言う方も多いと思いますので、ちょっとその《コード置き換え》《コード変換》の手順をご紹介したいと思います。

コード変換するには、まず原曲の Key を確認しましょう。

そもそも Key って何?ここからですよね。これ、ごくごく簡単に言えば、歌のメロディの高さ、と思ってください。歌い出しの音を高い音程で歌い出せばその後のメロディもその歌い出しの音程につられる形で高くなります。逆に歌い出しの音程が低ければその後のメロディも低くなる。高い所の声が出ない場合は Key を低くすればちゃんと歌えるようになるし、逆に低い所が出ないなら Key を上げて歌えば良い、という。この概念をまずは捉えておいてください。で、この Key なのですが、小学校の音楽でハ長調とかへ長調とかを習ったと思いますが、このハ長調とかへ長調とかの概念こそが Keyというわけです。ドレミファソラシドと歌う時の最初の「ド」の音を、ウクレレの 3 フレット開放弦の音と同じ音で歌い出すのがハ長調の Key。ウクレレの 2 弦 1 フレットの音であるファ音を「ド」に見做してドレミファソラシドを歌い出すのがヘ長調の Key。ということですね。ウクレレやギターで音楽をやっている人たちはハ長調のことを、「C の Key」、ヘ長調のことを「F の Key」などと言います。この Key なのですが、一体全体何通りあるのかと言うと、まぁ色んな数え方があるのですが、楽譜の、各行の一番左、ト音記号のすぐ右隣についている「#」や「♭」の数で整理してみると次の表の通りで、とりあえず 15 通りと考えることができるかなと思います。楽譜のト音記号の右隣の「#」や「♭」を数えて、まずは曲の Key を確認・判断してみてください。(ん?短調の Am の Key だって[#♭共になし]じゃん、短調の話が全然出て来ないぞっ? そうですよねー。ここでの話、話を単純化する意で、短調のことには触れず、長調に特化しての説明とします。どうかお許しを。)

この Key だったらここにカポしてこのコードを弾けば OK!

その上で次の表をご覧ください。ウクレレを普通に弾く際に、弾き易いのは C の Key(ハ長調)、F の Key(ヘ長調)、G の Key(ト長調)あたりだと思います。この表の一番左に、それぞれの Key でよく出てくるコード(便宜的に、C のコードフォーム群・F のコードフォーム群・G のコードフォーム群と呼んでおきます)を書いておきました。で、その右には、カポをしないで C・F・G のコード群を弾いた場合の出音と、カポを 1 フットから 5 フレットまでそれぞれにつけて C・F・Gのコード群を弾いた場合の出音をコードネームで書いてあります。例えば、2 カポ(2 フレットにカポ装着)して C のコードフォーム群を弾く。C フォームを押さえてけば出音は D コードの和音となるように、C のコード群がそれぞれどんな出音になるのかがまとめられています。ちなみに、この表でピンクのセルは「2 フレットにカポ装着をして C のコード群を弾いた場合は Key=Dのコード群と同じ音程になる」と言うようにご理解ください。

もうひとつ具体例を上げてこれらの表の使い方を説明しますね。例えば、これまたあいみょんの「裸の心」を例にします。「裸の心」の楽譜の一番左にある音記号の右隣には「♭」が 4 個並んでいます。「#♭の数で Key を判断」の表で「♭4 個」を探すと、この曲の Key が「A♭」であると判断出来ます。次に「この Key だったらここにカポ」の表のピンクのセルを見す。このピンクのセルの中で「 A♭」を探すと、2 つありますね。ひとつは「G のコードフォーム群」の「G」行の「1 カポ(1 フレットにカポ)」列のセル。この意味は「1 フレットにカポを装着して G のコードフォームで演奏すれば『Key=A♭』の出音になりますよ」と言う意味になります。もうひとつは、「F のコードフォーム群」の「F」行の「3 カポ」列のセル。この意味は「3 フレットにカポを装着して F のコードフォーム群で演奏すれば『Key=A♭』の出音になりますよ」と言う意味になります。この 2 つの方法のうちで、例えば「1 カポ G」で演奏しようということであれば、楽譜に記載されているコードを「1 カポ」列の「G のコードフォーム群」行のセルで見つけて、そのセルを左にたどって行くと、「G のコードフォーム群で演奏する場合に何のコードで押さえれば良いのか」がわかると言う寸法です。

もう一段、もう二段の応用編!

ここでまた例えばあいみょん「裸の心」。

「1 カポ G で歌おうとすると、まだチューニングがちょっと低い」のであればカポを 2 カポ 3 カポと上げて行って試してみてくださいね。これが「もう一段」の応用の話です。「いやいや、私はどうしても Key=C で裸の心を歌いたいっ。カポ持ってないし。」と言う方は、「A♭キーのコード群(A♭/D♭/E♭7/Fm/B ♭m/C7」にあるコードネームを「C キーのコード群(C/F/G7/Am/Dm/E7」にあるコードネームに、上から順番に→G7、などなど)照らし合わせてみてください。そうする事で、「A♭のコード群」を「C のコード群」に変換出来ます。(例えば A♭→C、D♭→F、E♭これが「もう二段」の応用の話でした。え?面倒くさい?そう。面倒くさいですよねー。でも頑張って照らし合わせてネ、笑!(コード変換してくれるサイトをネットで見つけて使い方を覚えれば手間が省けるかも。)

うーん。今回の話は文章で書くとなるとなかなか大変なお話になってしまったかな?頑張ってこの回、お読みいただけましたら嬉しいです。

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