Paul Reed Smithリフィニッシュに出してみました。

ギターも心機一転衣替えしてみませんか?

エレキギターは比較的丈夫な塗装がされていることが多く、普通に使っている分にはそうそう深刻なダメージを負う事はありません。ですが、長く使っているとどうしても細かい傷がついてしまったり、飽きが来たり、はたまた中古で購入したギターなんかはその限りではなかったりします。そんな時にオススメしたいのがリフィニッシュ!ギターのリペア・カスタマイズメニューの中では比較的高価な部類に入るのでなかなか実際に行う事は少ないと思いますが、さすがに新しく購入するよりはリーズナブルなので気分を変える一手としてオススメします。

リフィニッシュをするにあたって全部のパーツを外して、再組み込みして・・・という手順がありますのでプロの手でついでにセットアップもしてもらえるのも魅力的ですね。長く使ってきたギターであれば、フレットやネック周りや電装系の交換も一緒に依頼するのがおすすめです。

というわけでマイギターをリフィニッシュしてみました。

今回模様替えしたのはコチラ、PRS。見た目に惚れて購入した一本なので綺麗に見えますが・・・。

こうしてみると退色がすすんで色ムラがあったり、ボディ裏はバックルキズで凸凹です。ボディの縁なんかは塗装が欠けてたりと、30年以上前の楽器らしい風貌でした。個人的にはピカピカなギターの方が好きなので、うーーーーーーん・・・と思いながら使っていたのですが、思い立ってリフィニッシュに出してみた次第です。

早速剥いていきましょう

元の塗装をゴリゴリ~っと削っていきます。どんな色に変えるかによりますが、基本的には木の導管に入り込んだ細かい塗料まで取り除いていきます。

こんな感じでまだ塗料が残っていますね。さらに削っていきます。

これであらかた除去できました。生地にしみこんでしまっている部分はかなり削らないといけないのでこの時点で再塗装できるカラーがある程度絞られますね。真っ青なギターを真っ赤に変えたい、というのは場合によっては難しいので要相談です。

目的のカラー

今回は店舗でオーダーしたプライベートストックを参考に、トップは青紫系、バックはホワイトでリフィニッシュします。トップの杢理がかなり深くないとうまく青と紫が発色してくれないと思うのでこの辺りはチャレンジでした。

トップの調色

塗料にも顔料系、染料系、水性、油性様々な種類があるのでいろいろな組み合わせや順番、調合量を試して目的のカラーを作っていきます。今回目的の発色になるまでにもたくさんのサンプルを作って頂きました。写真でのやり取りだと、ブラウザの性能で発色が変わってしまうので、しっかり確認するためには今回のように手板を作って郵送してもらいます。少しアップチャージはかかりますが、せっかくなら拘りたいですよね。

バックの導管染め

まずはバックの導管に青系の塗料を入れ、杢目を目立たせます。今回のような導管の細かいモデルではあまり目立ちませんが、上塗りするホワイトのシースルー具合で調整していきます。

トップの生地着塗装

今回は青と紫が混在するカラー、ということでまずは赤系の塗料を塗っていきます。色の出方によっては最初から紫に調色して塗ったり、生地着自体をしなかったりと様々なパターンがあります。塗装職人の方の長年の経験と試行錯誤のたまものですね。

バックのカラー着色

薄めのシースルーホワイトを塗ってバック側は着色完了です。導管の青が上手く浮き出る絶妙なバランスですね。

PRSの場合、トップにはブランドロゴ、バックにはシリアルナンバーが入っているので今回はヘッドのトップ&バックのみリフィニッシュしない、という選択にしました。

トップのカラー着色

青系のカラーを塗ってほぼ着色完了です。元々の生地の色の違いでサンプルと全く同じには仕上がりませんが、個人的に大満足な仕上がりです。

ここから更にトップコートを吹き、

バフをかけてツヤツヤに仕上げます。

こちらが完成形!

パーツがついて雰囲気も変わりました。

細かいやりとりもあり、完成には少々時間がかかりましたがこうして出来上がりのすばらしさを見ると感動もひとしおです。

Before After

今回依頼したのはRed House Guitars

これまでにもコラボモデルなどでお世話になっている、長野県塩尻市のレッドハウスギターズにてリフィニッシュをお願いしました。

レッドハウスオーダーレポート

今回のほかにも多数PRSのリフィニッシュは実績があり、いずれも素晴らしい出来でした。

以前よりカラーリングは期待以上の仕上がりでしたので安心してお任せできましたが、リフィニッシュだけでなく、完成品のクオリティも最高です。ぜひチェックしてみて下さい。

デジマートでRed Houseを探す

お手持ちのギターの衣替えもご相談ください

本体がセットネックか、ボルトオンジョイントか、どの部分を塗るか、傷の補修がどの程度必要かによって大きく金額は変わりますが、今回のようにヘッドトップを除くリフィニッシュで約10万円から、ボディトップのみのリフィニッシュであれば約5万円から依頼が可能です。お見積り次第でご依頼いただけますのでぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

島村楽器ミーナ町田店 担当:石田

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