ギターとベースのお話 Vol.9
島村楽器ららぽーと横浜店の小平です。
初めましての方も、お話したことある方も、こんにちは、こんばんは。
前回に続きVol.9ですね。
前回は弦交換の必要性をお話ししたので今回はストラトキャスタータイプを使って実際に交換してみます。
弦交換のやり方
結構錆びていますね。
1~3弦がやはり顕著に錆が出ています。
早速始めましょう。
弦を外す
ストラトの様なアーム付き(ビブラート付き)のブリッジの場合、ボディとブリッジの間に隙間があればそこにクロス等を敷きボディを保護します。
ペグワインダーを使って弦を緩めます。
ある程度ゆるんだらナットから弦を外し手で持って緩めましょう。
すべての弦を緩めたら弦を切ります。
切った弦が跳ねると危ないので切る場所の左右を持って切るようにしましょう。
弦が切れたらペグ側を外し、ブリッジから出ている弦を押し込むと裏側から弦が出てきます。
6本とも後ろから引き抜きます。
クリーニング
弦が張ってある下は埃やピックの粉が溜まりやすいのでこの機会に綺麗にしましょう。
また、フレットがくすみ、指板が乾燥しているので同じくこの機会にクリーニングしましょう
この様にフレットのみを露出されるプレートがあるのでこれを使い、研磨します。
楽器用の研磨剤があるのでそれを使用します。
フレットのクリーニングが終わったら指板です。
専用の指板オイルを塗り、指板の汚れを落とし保湿します。
写真は15フレットまでフレット研磨と指板のケアをしたものです。光沢感や色味が全然違いますね。
弦を張る
先程抜いた弦の穴に新しい弦を差します。
1弦側と6弦側を間違えないようにしましょう。
弦を通したら途中で引っかかていないか、押したり引いたりして確認します。
弦をペグの穴に通し、ねじれない様にピンと張ります。
弦を張ったらナットの上で弦を持ちます。
6弦では1フレット分戻します。
3~1フレットのプレーン弦は多めに1.5~2フレット戻します。
巻き始めの部分に折り目をつけ、ペグに沿うように巻きます。
半周したら余った弦の下に来るよう弦を巻き、1周したら巻き始めの下に来るように巻きます。
基本的に弦は下へ下へ巻いていきます。
弦をたるみが無くなる程度巻き終えたら弦を切ります。
切る位置はペグの側面から1~1.5mm程が目安です。
同じ要領で他も張れば完成です。
仕上げにボディなどを綺麗に拭いてあげましょう。
最後に
いかがでしたか?
今回ご紹介したのは一般的な弦交換の流れです。
ペグやブリッジのタイプによってはやり方が違っているものもありますので注意してください。
ギターの調子が悪い、弾きにくいなどは弦交換だけで解決する場合も多いので、こまめにやってみてください。
それでは今回はこの位にして、また次回お会いしましょう。
お付合い頂きありがとうございます。
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