【伊藤のちょい読みVol.24】ギター選びにおける「合板」と「単板」について

こんにちは。ポロシャツ解禁のイトウです
意外に暑いのは嫌いじゃないです。

さて、タイトルでも分かる通り今回はアコースティックギターの話題です。

ギターを選ぶ際に。。。

「単板だから鳴るわ~」
「このギターは安いから合板かな?」
「音はいいんだけど合板だからな~」

などなど、アコースティックギター選びにおいて大きな要素となる単板・合板問題
多くの認識は単板は鳴る・良い 合板は鳴らない・安い という感じではないでしょうか。
ではそれはなぜなのか?果たしてそれは正しい認識なのか?を考えてみようと思います。

単板は一枚板で作られている為、よく振動する=音が大きくなる=鳴る

単板は一枚の板から成っており、対して合板は薄い木材を複数枚重ねて接着をして加工されます。
その為合板には、木材間に振動の妨げとなる接着剤、不純物(おがくず等)があり鳴りにくくなると考えられます。
また、Taylorギターに代表されるレイヤードウッドは純粋な本物の木材のみを重ねており、合板でありながら豊かな音質特性を獲得しています。
100シリーズや200シリーズで使用しているレイヤードウッドとは普通の合板とどう違うのですか? | Taylor Guitars Japan
と、一口に合板といえど「ローコストな不純物多めなもの」もあれば「剛性を高めるために木材を重ねたもの」も存在しています。

なぜ合板構造のギターの方が"基本的に"安いのか

大きい要因としては加工が容易というところです。
ボディサイドの加工には曲げの工程があります。一枚板よりも複数枚重ねた合板の方が剛性が高く、曲げる際のリスクが少ないです。
単板の場合、曲げる技術がより必要になります。メイプルなどの硬い材になるとより一層難しくなります。

高級な合板ギターの存在

しかし、所謂高級ギターと崇められるモデルにも合板を採用しているものもあります。
例えばビートルズの使用などで知られているJ-160Eなどは、トップ・サイドバックいずれも合板仕様です。
画像
「why?そんな高級ギターなのに合板だと!?Gibsonにはがっかりだぜ!!」・・・と反射的に感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、これにはちゃんとした音楽的な理由があります。
このモデル、初期こそトップ単板でしたがハウリング対策、強度向上の理由から全て合板仕様に変更されています。
トップに搭載されているピックアップ・Volノブを見ての通り、エレキギターとしても使用できるものであり、敢えて鳴らない作りにする必要がありました。
ただ、その”鳴らない"J-160Eのサウンドも"味のある音"とされファンの間では高く評価されています。
このように音質特性等を考えて合板を選択することもあり、一概に「合板は安いギターのもの、音が悪いもの」とは言えないわけです。

ふむ・・・

結論:弾いて良ければOKです!

追記

以上、敢えて雑な締め方としましたが。。実際のギター選びにおいては、単板or合板のみならず使用されている材、ブレイシングの構造、ボディ形状など音質を決める多くの要素が存在します。
詳しくは担当のイトウまでどうぞお気軽にご相談ください!

イトウ

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