TAMAのペダル、HP-50"THE CLASSIC PEDAL"が入荷!その他のクラシック・スタイルのペダルと比べてみました。

小口径ドラムに対応!現代のニーズに応えるべく登場した新たな「クラシック・ペダル」

画像
こんにちは、ドラム担当の坂田です。
先日、TAMAの新ペダル「THE CLASSIC PEDAL HP50」が発売されました!
熊本店にもようやく本機が入荷!
やはり、このボディ全体が銀色のペダルはたまりませんね!シンプルで洗練されたデザイン、スペックは想像を超える使いやすさや良さを感じることができることも多いものです。
若干今更感がありますが、いろいろ触ってみましたので、レビューしていきたいと思います。

TAMA HP50 "THE CLASSIC PEDAL"

画像

メーカー 型名 税込売価
TAMA HP50 ¥11,340

Easy Access Spring Adjustment

画像
まず、現在の一般的なペダルにはついていない、このビーターの横についている、この謎の棒が真っ先に目につきます。これはスプリングポストで、ウイングボルトをひねるだけでスプリングテンションを変えるという優れもの。
ペダルをバスドラムから外すことなく、踏み心地を確認しながらスプリングテンションを調整することが可能です。
このスプリングポストを動かすと、ビーター角度も変わるのでアングル調整も同時に行う必要があります。なので、チューニングキーは必要。(スプリング付け根のボルトで可能)
画像
こちら、ヴィンテージペダルではよく見られた、スプリングへのアクセスを容易にするアイデアという事ですが、私の生まれた時代には絶滅していました。原点回帰、というよりは、こちらの方がモダンで、新しい感覚を覚えます。デフォルトセッティングの目盛りが付いていますので、セッティングを戻すことも可能です。
自分に合ったセッティングが決まれば、そこにマーキングしておくと良いかもしれません。

Center Strike Height Adjust

画像
そしてこのペダル最大の特徴と最大の武器。フレームにアジャスタ―が付いていて、チューニングキー一つで簡単にフレーム高さを変えることが可能!これにより、小口径バスドラムでもバスドラムリフターも不要、さらにはビーターシャフトの長さを変えずに、いつもの踏み心地のまま、バスドラムのセンターを叩く事が可能となります。
カムの位置が下がることによってよりアクションの安定性も向上しているような気がします。これは非常に便利!

踏んでみました


踏んでみた感想としては、クラシックペダルという名前の皮を被った、どちらかというとしっかりとしたウエイトの乗った腰のある音が出せるパワー系のペダルだなと思いました。安定感も抜群でTAMAの系譜をひしひしと感じます。
画像
何より一番感じたのは、アクションの個性。真円ではない所が大きいのでしょうか、ビーターがヘッドにあたる手前あたりで、急にスピードが上がります。吸いつくような不思議な感覚のアクションです(カム自体が小さく、チェーンを巻き込んでいるようなアクションなのかもしれません)。踏み込み始めはやや遅く、途中から一気に加速するようなイメージです。多彩な調整機能がありますので、調整次第では自分に合った理想のセッティングができると思います。
画像
何となくSONORのパーフェクトバランスペダルのポーチに入れてみました。
アンダープレート無しと言ってもボディがかなり堅牢な作りの為、通常のクラシックタイプのように薄く収納できるわけではありません。
画像
このフレームめちゃくちゃゴツいです。安定感抜群です。
画像
このようなセッティングもチューニングキー一つで素早くセッティング可能。
フットパーカッション専用のペダルとしても無限の可能性を秘めています!個人的に多用途に使えるペダルとして一番期待しているところでもあります。

まとめ

・実はパワーがある、フットボードはやや重め
・シングルチェーンとは思えない安定性
・バスドラムにつけたままセッティングを微調整できる
・小口径バスドラム用としても活躍
・その他様々な用途で使える可能性が
・ネジチェックを怠るべからず

店頭にて展示中!ぜひ一度お試しください!
つづく。

おまけ クラシックペダル比較してみました

画像
ということで、今あるペダルを総動員して、
各ペダルの特徴等を独断と偏見で比較していきたいと思います。
※長文注意。ここからは販売完了している商品も含んでいます。

①TAMA HP50


画像
再登場しました、TAMAのHP50。
説明は割愛します。

クラシック度
軽さ ★★
パワー ★★★★★
レスポンス ★★★
ノイズ
収納
重量 1465g(実測値)

文字通りクラシック度の低めのしっかりとしたペダルです。
重量もしっかりとあり、アンダープレート無しにしてはやや重量級の部類。素早い動きにも付いてくる、吸いつくようなアクションが堪能できます。

②SONOR SN-PB PERFECT BALANCE PEDAL

画像
言わずと知れたジョジョ・メイヤー監修のジョジョペダル。
本人の愛機であったYAMAHAのクラシックペダルをモデルに、ジョジョメイヤーのアイデアがふんだんに盛り込まれた夢あふれるペダルです!

メーカー 型名 税込売価
SONOR SN-PB ¥38,556

クラシック度 ★★
軽さ ★★★
パワー ★★★
レスポンス ★★★
ノイズ ★★
収納 ★★★★★
重量 1882g(実測値)

やはり、パーフェクトバランスの名前は伊達ではありません。やや個性的なアクションではありますが、すべてが高水準にまとまった非常にオールラウンドなペダルと言えます。やや薄めのベルトドライブは、「ぬるっ」とした嫌らしさ(良い意味で)と精密なコントロール性を兼ね備えています。
画像
やはりこのペダルの最大の特徴と言えば、この折り畳み機構。
ワンタッチで、劇的にコンパクトに収納できるようになっています。(ここから壊れる、ガタつくこともありますが、修理可能です)
画像
フットボードはつるつるのロングボード仕様。個人的には足を右寄りに置くことが多いので、右がすっぽんぽんになっているのも高評価です。
画像
今回紹介するペダルの中では唯一のアンダープレートを装備したペダル。やはり、有るのと無いのでは安定性とパワーが違いますね。
画像
写真はゴム欠品しています。笑
飾り気のない完全シンプルな真ん丸のカムも1週回って非常にそそります。標準のスプリングは径が大きく柔らかい為、同じく柔らかいベルトにマッチしています。出音も主張し過ぎない太めの柔らかいサウンドを出すのに向いているように感じます。

③YAMAHA FP720

画像

メーカー 型名 税込売価
YAMAHA FP720 14,688

ペダル界のシーラカンス、復刻版ですが今を生きるヴィンテージペダルとして今もブイブイ言わせる恐ろしいぺダルです。
国産ドラムペダルで世界に殴り込みした、伝説的なペダルでもあります。
使用したアーティストは数多。復刻版発売前もパーツ供給のあった、怪物です。うん十年前の商品ですが、本家からの再現度が異常に高いですので復刻版でも安心クオリティでお買い求めできます。

クラシック度 ★★★★★
軽さ ★★★★
パワー ★★★
レスポンス ★★★
ノイズ ★★★
収納 ★★★
重量 1586g(実測値)

調整など上手くいっていないため動画はミスが頻発していますが、シンプルで踏み心地抜群の性能です。
画像
ロングボードに滑り止めの横凹凸が付いたクラシックなボードです。安定性を求めるなら地面にテープで固定してしまうのも有り。
ガ〇ダムの足みたい。
画像
このようにグシャッと平べったくすることが可能なため、コンパクトに持ち運びも可能。(ベルト部分から分解するという荒業もあります)
こちらはウ〇イブライダーの様相です。
画像
このようにジョジョペダルポーチにもバッチリ入ります(入りません)
画像
こちらのベルトはやや剛性のある形状記憶型のようなタイプ。踏み込んだ後は、スプリングもありますが、ベルトが戻ろうとするようなアクション。古いものはベルトが硬化してさらにその傾向が強いです。非常に踏みやすいんですが、案外こちらの機種はボードが重いため、コンマ数秒遅れて戻ってくるような感触はあります。超超自然なアクションで万人におススメできる傑作です。ベルトはいいぞ~!

④CAMCO(TAMA) HP35B(生産完了品)

画像

メーカー 型名 当時税抜定価
TAMA HP35B 13,500

Camco の復刻ペダル、TAMAのHP35Bです。
チェーンドライブの祖、Camco(後に色々あって現DW)の、DP120をコピーしたリイシューモデル。半月型のスプロケット(カム)など、所々に改良が加えられた後期版のものです。復刻と言ってもヒール部分などはTAMAっぽさが見え隠れする逸品となっております。

クラシック度 ★★★★★★★
軽さ ★★★★★
パワー ★★★
レスポンス ★★★★
ノイズ ★★★★★
収納 ★★★★
重量 1286g(実測値)

画像
チェーンドライブの偉大さを存分に堪能できる古めかしくも厳正なる王道クラシックペダル。
このCAMCOのロゴは当時とは異なりますがボードの上は見るたびに感慨深いものを感じます。
画像
本体重量もハチャメチャに軽く使っていて不安になる遊びの広さ、そしてチェーンの細さ。しかしこのスプロケットの大きさが非常に安定したアクションを生み出しています。
軌道が大きくビーターのブレが少なく、音も太くアタックはやわらかめ、そして想像以上にコチラのフットワークに付いてくるような印象。ギシギシと悲鳴を上げながら一生懸命に太鼓を鳴らしています。笑
画像
チェーンのギアは簡単に外れてしまう為、収納時は細心の注意を払う必要があります。
画像
ジョジョポーチには入ります!
画像
謎目盛り。
画像
非常にシンプルなつくりでノイズもバンバン出ます。賛否の別れそうなペダルですが、一度踏んでみて欲しいペダルです。
ちなみに社外パーツのスピードスターベアリングなどもあるので、一応拡張性もほんの少しだけあります。

⑤YAMAHA FP700(私物)

画像
趣味枠。
インドネシア製の廉価モデル。単品販売は無く、低価格ドラムキットの付属品としてセット販売のみの商品(だったと思います)。
カムが壊れ、ビーターもベアリングも非純正の私の愛機です。
クラシックペダルという枠でいいのかわかりませんが、紹介だけします。

クラシック度 ★★★★★
軽さ ★★★★★
パワー ★★
レスポンス ★★★
ノイズ ★★★★★★
収納 ★★★★★
重量 1246g(実測値)

画像
全てが貧弱な作りのこのペダルに救いはあるのか?
あります。踏みやすければそれでいいのです。
ちなみに純正ビーターも個人的にはかなり好きでした。

画像
おわかり頂けただろうか。
カムが剥がれ落ちて粘着物がむき出しになっています。
チェーンも錆びくれてペダルが泣いています。ごめんなさい。

画像
さすがに色々な部分にガタが来てしまい、こちらはスピードスターベアリングに交換しています。豆知識ですが、復刻カムコ用のものが使用できます。
画像
FP720との比較。
シャフトの下に現行モデルのような支柱が付いています。

画像
POXとは何ぞ。
画像
最後に重量比較。
私はFP700を好んで使用していますが、ここまでのクラシックペダルを踏まえて、これって実は良いとこどりのペダルなのでは?という事実が発覚しました。
復刻カムコの重量感とチープさのチェーンドライブペダルをヤマハのフレームで作った、みたいな中間的な所が実は一番好きな所なのかもしれません。

昨今のハイテク、高性能ペダルも非常に魅力的ですが、
たまにはクラシックペダルのことも思い出してもらえると幸いです。

お問い合わせ

ご不明点のご質問など、お気軽にお問い合わせください。

店舗名 島村楽器 熊本パルコ店
電話番号 096-327-4066
担当 坂田

過去記事もどうぞ↓

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

コメントを書く

*のついた入力エリアは必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

※HTMLは使用できません。