KORG NAUTILUS-73展示導入! 現役作曲家/サウンドデザイナーが注目ポイント3つを解説します!

Our New Gear…

操作性がスゴい!

NAUTILUSでは1995年発売のTRINITY以来連綿と受け継がれているTouchViewスクリーンを前面に出すことにした模様。「廃した」と微妙な誤字をしているのですが、TRINITYの時代からカーソルボタンはありません。

改めて、スゴい自信ですよね。タッチスクリーンが故障したら何もかもが使えなくなるわけですから…

感度、反応速度も十分合格点といえるでしょう!

新録がスゴい!

ハイレゾ/数十ギガバイト級の音源をやすやすと扱えるこの令和の時代にあって、シンセサイザーにおける生楽器部分のありがたみとは何か…

そのひとつとして「いろんな楽器を組み合わせられる、いろんな楽器を知れる」という要素は大きいのではないでしょうか。

NAUTILUSでは新録のために国立音楽大学とのコラボレーションを実現。

弦に消しゴムやコインを挟む「仕込み」を伴ったピアノ――Prepared Pianoや、楽器として「発見」された身の回りのあらゆる物体――Found Percussionがアカデミアとのフル協業のもと収録されています。

これら希少でユニークな音の数々は、単独で効果音的に使うことはもちろん、映画音楽ドラマ劇伴ゲームBGMインスタレーションアートなどの独創性を発揮したいすべてのフィールドにおすすめできます。

各楽器へのこだわりがスゴい!

KORGが誇る伝説的シンセサイザーOASYS (2005年) からKRONOS (2011年)、そしてNAUTILUSに至るまで、その威厳と利便性の源は各楽器に対し個別の音源エンジンを搭載したことにあるといえましょう! KRONOS/NAUTILUSではなんと9つ!

SGX-2 Premium Piano

初登場: KRONOS Version 3.0 (KRONOS取扱説明書より。KRONOS初代&初代OSではSGX-1)

アコースティックピアノ専門音源。

12段階にも及ぶベロシティスイッチを伴うサンプルデータを礎に、ソフトペダル = Una Corda演奏時専用オシレーターの搭載、各種共鳴音の再現など、ピアノ特有の振る舞いを実現するための機能を充実させています。

EP-1 MDS Electric Piano

初登場: KRONOS (初代から?)

エレクトリックピアノ専門音源。

まあ、メーカーのサイトじゃないしモロに書いちゃいましょう。つまりRhodesWurlitzerです。NAUTILUS本体には「ドコのナニとは言えないけどお察しください」みたいな名前で表示されます。

RhodesはMark I初期型後期型の区別に加えてChick CoreaでおなじみMark V、さらにはDyno-My-Piano社による改造機も収録! Wurlitzerも200と200Aで別項目になっています。

CX-3 Tonewheel Organ

初登場: OASYS (初代から?)

Hammond-Leslieスタイルのエレキオルガンです。タッチパネル上の仮想ドローバーでUpperとLowerそれぞれの音を作り込めます。

ロータリースピーカーは「Classic CX-3」と「Original」から選べます。CX-3には1979年のアナログモデルと2001年のデジタルモデルがあって、1979年モデルはスピーカー別売だったはずですから、ここでいう「Classic」は2001年モデルに搭載されていたレスリーシミュレーターのことでしょうか。

HD-1 High Definition Synthesizer

初登場: OASYS初代から?

PCM方式 ≒ おびただしい数の録音、サンプリングに基づく音源。おおよそ思いつくほとんどの楽器を網羅しています。

バイオリン、トランペット、フルートなどのオーケストラ楽器やドラムセットのプリセットの多くはHD-1で組まれています。

MS-20EX Legacy Analog Collection

初登場: OASYS Version 1.2 (OASYS取扱説明書より)

MS-20といえばKORGが誇るアナログシンセの傑作。MS-20 miniの商品ページでは「太く粘りのあるサウンド、強烈なアナログ・フィルター、自由自在なパッチングを特徴とし、プロ/アマ問わず高い評価を得た大ベストセラー」とあります。

使い勝手の良さとこちらの好奇心に対するレスポンスの強さはセミモジュラーならでは。正直フクシマもまだ御しきれていませんが、わかってくると楽しいこと間違いなしですね。

PolysixEX Legacy Analog Collection

初登場: OASYS Version 1.2 (OASYS取扱説明書より)

こちらはPolysixです。KORG謹製ソフトウェアシンセサイザーの説明では「当時、人気のシンセサイザーの同時発音数が5音だったのに対して1ボイス多い6音ポリフォニック仕様で、技術者の意地と誇りをそのまま名前にした製品」だそうで…おそらく対抗の5ポリシンセはSequential Circuits Prophet-5ですね。(Pro5 1978年5ポリ vs Poly6 1981年6ポリ)

さっとNAUTILUSのPolysixEXを弾いてみたところ、7鍵押しても音がちゃんと残っていたような…強化されているんですかね?

AL-1 Analog Synthesizer

初登場: OASYS (初代から?)

NAUTILUSでユーザー音色を作ろうとすると真っ先に表示されるのがこのAL-1の画面です。ビンテージの香り漂うシンセストリングス/シンセブラスから、いかにもイマドキなEDMリード/ベースまで、あらゆるシンセサウンドに対応できるパワーを秘めています。

MOD-7 Waveshaping VPM Synthesizer

初登場: OASYS Version 1.3 (OASYS取扱説明書より)

VPMはVariable Phase Modulationの略。長いものに巻かれてみるなら、いわゆる「FM音源」のことです(笑)

名前から察せる方はその通り。YAMAHA DX7にインスパイアされていると思しき、6オペ構成です。

Dyno-My系エレピ、ベル、鉄琴、木琴、80sシティポップ/ディスコでおなじみのシンセベースやシンセブラスなどが得意。

STR-1 Plucked Strings

初登場: OASYS Version 1.1 (OASYS取扱説明書より)

ギター/ベース/クラビネット/ハープシコードなど、「はじく」系の楽器の物理モデリングです。

ミュート具合を滑らかに変化させたり、はじくポジションを変化させたり、共鳴させたり…

土台の発音モデルはさほど多くありませんが、HD-1で表現しきれない様々なニュアンスやテクスチャを上手に賄ってくれることでしょう!

ご来店/試奏大歓迎です!

担当者も大注目のKORG NAUTILUS、ぜひ実際に店頭で触れてみてください!

他のシンセサイザー/キーボードと併せての比較も承ります。

この記事を書いた人

投稿者: フクシマ

まあまあコテコテのDTMerです。現役でゲームサウンドの制作に携わりながらDJを少々嗜みつつ、某女性声優に触発されてMIDI検定1級を取得するなど、多方面で精力的に活動中。実をいうと専攻分野は音響効果。デジタル制作ライフのご相談はお気軽にどうぞ! 頑張ります!

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