7品目 ナバさんが来たっ!!

もうすぐ三宮店を去るナバさんが重信亭に来てくれた神回です。




兵庫県は神戸三宮にひっそりと佇むギターオタクが集まる店「重信亭」。

そこにある男が通りかかる。

なぞの男:重信亭……聞いたことがある名だな、入ってみよう

ガチャ。

しげ:へいらっしゃい、お一人ですか…

なぞの男:ええ

しげ:ご注文は……

なぞの男:BOSS SD-1で……

ってナバさんやないかっ!!

滋賀県のSD-1使い、実は元メタラー、今はおしゃれコード番長の稲葉さんやないかー!!

しげ:ありがとうございます!ナバさん

ナバさん:冒頭の茶番はいかがでしたか?しげさん笑

しげ:このノリが、この雰囲気がいつもの僕らです笑



というわけで、今回はナバさんとともに「歪みエフェクター」について語っていきたいと思います!









良い歪みエフェクターの条件とは?


しげ:まずは僕らの関係を少し説明しましょうか。

ナバさん:そうですね!

しげ:ナバさん(稲葉さん)は一言でいうと上司です笑

ナバさん:そうですね!笑

しげ:でもナバさんって僕の中で特殊というか、今まであんまりいなかった存在かもしれないんですよ

ナバさん:ほお、と言いますと??

しげ:年齢は一回り上なのに、話が合うし好きなものも似ていて、僕にとってはマジで仲がいい兄さんでした笑

ナバさん:確かに好きなゲームまでも一緒でしたからね、趣味は一緒ですね笑

しげ:なので三宮を去るのがとても寂しいです。だからこの企画をやらせてもらってます笑

ナバさん:いいですとも、もちろん!!


しげ&ナバさん両者ともオーバードライブは必須

しげ:絶対必要な1台ってありますか?

ナバさん:ありますよ~。BOSS SD-1はもう十何年使ってるんじゃないかな?

しげ:ナバさんといえばSD-1なところありますよね。

ナバさん:あれは本当に素直なブーストをしてくれますからね。

しげ:SD-1って音がボワーっと燃える感じがあるのに、ギターやアンプのキャラを変えませんよね、本当に最高です。

ナバさん:レスポールはレスポール、ストラトはストラトのまま。かつマーシャルならマーシャルらしい抜け、ジャズコーラスなら特徴的な固さが残る。

しげ:オーバードライブのほぼ完成形かもしれませんね。僕は定期的に定番エフェクターを弾きなおして解釈をアップデートするのですが、SD-1の新しい発見はトーンコントロールの意外な明瞭さでしたね。チューブスクリーマーだと3時ぐらいに上げてようやく抜けてくるところが、SD-1だと11時や12時ぐらいで済む。

ナバさん:確かにトーンは明るいかも、もちろんブルースドライバーと比べるとあたたかいけど。

しげ:ブルースドライバーは特別明るいトーンですよね笑

ナバさん:ブルースドライバーは素朴なブースト感ではないかも、ギャリッとしてるから。

しげ:そうですね、ギャリッギャリですからね笑

ナバさん:SD-1は濃い味ではないですね。

しげ:あのアンバイは見事ですよね、素晴らしいトーン。

ナバさん:「おだし」の感じですよね、うまみ成分というか。

しげ:それですね!日本っぽい「おだし」の音。




ナバさん:MXRとかの海外の歪みエフェクターも音は素晴らしいけどそっちの味になりますからね。

しげ:意外とガッツリですよね。

ナバさん:なんというかケチャップとかそういう感じですかね、とても美味しいけどそっちに持っていかれる。

しげ:確かにギターやアンプの特性を活かして、本質を見極めないと持っていかれる感はありますね。

ナバさん:とは言ってもナチュラルなテイストも多いですけどね。

しげ:ケンタウルスとか。

ナバさん:ケンタ!まさにナチュラルオーバードライブですね!

しげ:ハニービー系(スイートハニーODなど)も非常にナチュラルテイストですね、上品な感じのものが人気ですね。

ナバさん:やっぱりオーバードライブは足元にないと厳しい。しげさんもオーバードライブは必須ですか?

しげ:ナチュラルなオーバードライブは必須ですね。ないと厳しい。サビで踏みたいんですよね笑

ナバさん:気持ちがね笑

しげ:そうそう気持ちなんですよね笑

ナバさん:しげさんは何使ってます?

しげ:僕はレクティークのCLHDですね。サブボードはブルースドライバーですね。

ナバさん:CLHDはどんな効果?

しげ:内部昇圧系のブースターですね。9V挿したら中で30Vに上げます。

ナバさん:ある意味ケンタウルスに近い効果かなぁ。

しげ:そうですね、ドンッていう上がり方はケンタに近いかもしれません。でもCLHDは歪みじゃなくて「音圧」が上がるツマミがあるんですよ。

ナバさん:音圧…?

しげ:低音の濃さというか。ゲインという名の音圧が上がるツマミは、ベースアンプのゲインつまみの効果に似ているかもしれません。アンペグのゲインつまみもエッジィな歪みは付加されず、低音の密度とか音圧が上昇する感じがありますよね。アレですね笑

ナバさん:なるほどなぁ。それは代替品がないなぁ笑

しげ:確かにぶっ壊れたらヤバイかもです。無くなったら困る機材の一つなので、もし壊れたら直してもらおうかな

ナバさん:そういえばレクティークも日本ですよね?

しげ:そうですそうです!日本はエフェクター強いですね。

ナバさん:マクソンとかも最強ですからね。リアルオーバードライブ(Maxon ROD 880 Real Overdrive)とか最強すぎましたよ。

しげ:あの真空管入ったお弁当箱(筐体)ですよね!!あれは確かに最強の音する笑

ナバさん:真空管なんていつのテクノロジーやねん、って思うけどエレキギターはやっぱりあれじゃないとね。

しげ:真空管ってやっぱり立体的な音像ですよね、あと「速い」。

ナバさん:デジタルは一回分解してますからね、電気信号を。そしたらやっぱり遅いんだって。言うならVRなんですよ。

しげ:ヴァーチャル・リアリティ。

ナバさん:そうそう、電気信号を別のモノに変えているので。真空管はオーパーツになりつつあるけど、やっぱりいい音ですよ。

しげ:よくあたたかみがある、と表現されますけど僕はそうでもないと思っていて。プレゼンスが出ますからね、フルチューブアンプは。

ナバさん:プレゼンスは出ますよね~。確かに「あたたかみ」という表現は誤解を生みそうです。フルチューブアンプのあとに安いモデリングアンプ(※デジタルアンプ)を弾くとなぜかコモって聴こえますからね。

しげ:それめっちゃ分かります。プレゼンスが聴こえない。

ナバさん:たぶん電気信号を変換するときにわざと切ってしまっているんでしょうね。

しげ:キャベツとかもやしの茹で汁を捨てちゃったみたいな笑

ナバさん:近い笑 水溶性ビタミン捨てちゃったみたいな感じですね

しげ:僕も真空管信者ですね。アンプは必ず真空管。ヘタッてるマーシャルとかローが弱くてむしろ抜けてくることがあるし結構好き笑

ナバさん:真空管ですからね。バラツキもあるし。そういえばマクソンの田村さんいわく、リアルシリーズが生産終了した理由は「真空管のバラツキがどうしても出るから」とのこと笑

しげ:そうなんですか笑 すごい裏話です笑

ナバさん:マクソンはすでに世界に認められているすごいブランドですけど、もっと評価されるべきではと思ってます。

しげ:確かに。みんなチューブスクリーマーだけじゃなくてマクソンのODも注目したほうがいいかもですね。VOP9(Maxon Vintage Overdrive Pro)とかも最高ですからね。とてもナチュラルでギターやアンプの特性を活かすんですよ。「おだし」なんですよね、歪みの質感もヴィンテージサウンド好きなら必ず気に入るだろうし。

ナバさん:あ、この話題、永遠に終わらないやつだ笑


Roland JC-120

しげ:ナバさんってジャズコーラスラヴでしたよね?

(※1975年発売のRoland JC-120。真空管は非搭載。美しいクリアな音色を得意とする銘アンプ。通称:JC、ジャズコなど)

ナバさん:そうですよ~、ジャズコラヴです!

しげ:さっき話していたフルチューブアンプの話ですけど、ジャズコはトランジスタながらプレゼンスが劣化していない素晴らしい音色が聴けますよね。僕もジャズコは大好きで、レスポールのセンターポジション×ジャズコの音が自分の基本になっているほどです。

ナバさん:確かにジャズコは音がクリアですよね。たぶん厳密には「デジタル」ではないからじゃないかなぁ。

しげ:1975年発売ですからね、世界でまだデジタル革命(1980年代に起きた産業革命)が起こる前ですよね。厳密にはジャズコは「デジタル」ではなく「アナログ/エレクトリック」の世界線ですね。だから「完全なデジタル」ではない。

ナバさん:それですね~。なのでギターやエフェクターの特性をそのまま反映できる。

しげ:弾き心地も遅く感じない。

ナバさん:うん。

しげ:あと僕的にはジャズコはハイゲインは無理っぽいですね、何やっても笑 なので結論は「クランチ~オーバドライブがいい」と思います笑

ナバさん:色々工夫がいりますからね笑 確かにマーシャルみたいな歪みの飽和感出せますかってなったら音が硬すぎるかも。

しげ:そもそもゲイン回路がついていませんし、何かエフェクターでハイゲインを作るという発想は、もうやめました笑

ナバさん:アンプにゲイン回路が付いていると歪みエフェクターの乗りが良いですからね!

しげ:ナバさんは確かジャズコのミドルをガッツリ上げるんでしたっけ。

ナバさん:そうそう!僕はあの音が好きですね!

しげ:ジャズコのミドルはとても特徴的ですよね…他にはない周波数帯のイコライザー。あとジャズコのディストーションスイッチはカチッとオンにするとミドルブースター的な効果が聴けますよね。

ナバさん:ジャズコならではの音ですよね。僕は嫌いじゃない。

しげ:ギターボーカルからすると結構自分の声の音域を食ってくるので、実は結構苦手でして笑

ナバさん:なるほど~笑 そこにオーバードライブを足したら余計に食ってくるからギタボはそうかも笑



総評 【ナバさんと一緒にいると楽しかった】


というわけで、僕たちの雑談が記事になったというある意味、神回。

「エフェクター1台だけにするなら、足元にオーバードライブさえあればなんとかなる」というような話題から発展した内容だったような気がっ!笑

今までで稲葉さんと話したことはまだまだあったのですが、それは重信亭でどんどん書いていきたいと思います。

稲葉さん、お世話になりました。

また滋賀県(草津店)まで会いに行きます笑

ありがとうございました。



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