ピアノレッスンレポート「脱力って何??」
こんにちは、ピアノインストラクターの村上です!
今回はピアノ初めての方にとって謎ワード「脱力」について触れていきたいと思います。
「脱力」=「余分な力を他へ使う技術」です!
脱力と一言で言っても、全く力を入れないわけではありません。必要な場所へ必要な分だけ力を入れられるようにするための方法ですので、力を入れるポイントを見直すようにしていきましょう。
力が入っている時の症状
皆様一度は「ピアノとは手を丸くして弾くもの」と聞いたことありませんか?
ピアノ弾く方の性格や力加減によって様々な形で現れますが、これを意識しすぎて、強い音を出す際に上から叩きつけるように弾いてしまったり、指だけで弾いてしまったり、長時間弾くと手のひらが痛くなるといった状況になったことはありませんか?
早い指動きと柔らかい音が必要な曲を弾くときにどうしても必要なものになるため、「脱力」は早い段階で習得されておくのをオススメします。
「脱力」レベル1:腕の重みを利用する
パターン①
まずはピアノの前に座り、バンザイをします。思いっきり上に伸ばす感じで力を入れます。
思いっきり手を上に伸ばした後、一気に力を抜き、下に腕を下ろします。
そのまま力を入れないように、少しずつピアノの上に手を動かします。
腕の重みを感じられたら、その重みを意識しながら指を動かしていきます。
パターン②
ピアノの鍵盤の上に手の甲を下に向けて力を抜いて置きます。人の指は力を抜くと自然と丸まり、指先が立つようになります。
ピアノにもたれた様な状態のまま手をひっくり返し、ピアノに当たっている指先で鍵盤を捉えて弾いていきます。
「脱力」レベル2:二の腕で弾く
指がもつれてしまったり、思うように指が動いてくれない時の原因の一つで、二の腕と肘が固くなっている事があります。
2分音符や全音符や休符など、曲の中で手が動かないタイミングが出来たら、手首を回したり、肘を外側に少し動かすなどで力が抜くようにしましょう。
「脱力」レベル3:手首をひねらない
ドレミファソラシドと長い連符を弾くときに足りない指を補う「指替え」を行う時に、初心者の方は手首をひねるようにして音を繋げて弾く方法で習ったと思います。
ここから・・
少しひねって・・
次の音へ、といった感じに。
大して気にも留めない部分ですが、実はこれが手にかける負担の一つなんです。
ひねるのではなく、手首を真横にスライドさせて移動すると、
これが、
こう!
伝わりましたでしょうか?笑
終わりに
レベル3に関しては、初心者の方が行うのは難しいです。中級から上級にレベルアップする際に活用してみてください。
担当インストラクター
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