ローランド新製品「FANTOM」がアツい! 後編

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、参加費・販売価格、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

こんにちは。三宮店シンセサイザー担当のフクシマです。

後編となるこの記事では、いよいよ音作りと制作フローについて掘り下げていきます!

2つのエディット画面、ZOOMとPRO

FANTOMに搭載された音源エンジン「ZEN-Core」は、その膨大なライブラリはもちろんカスタマイズの幅も自慢。しかしこれだけパラメーターが豊富だと、初心者はもちろん、上級者でもきっと目的の項目にたどり着くまでに迷ってしまいそうです。でも大丈夫! FANTOM(もとい、ZEN-Core?)ではよく使うパラメーターのみを揃えた「ZOOM」と、ありったけのパラメーターが並ぶ「PRO」、2つのエディターが用意されています。

[MENU]ボタンを押すと、TONE(音色)、EFFECTS(エフェクター)、ZONE(パート)など、各部のエディット画面へのリンクが表示されます。そうそう、FANTOMはタッチパネルを搭載しているので、これらの画面上のボタンは直接タッチできますよ。

モノ/ポリ(単音/和音)切り替えやポルタメントといったメジャーどころだけを選りすぐったZOOMエディター。

発音の優先順位(※1)、チューニングの調整、アナログフィール(※2)などマニアックなパラメーターにもアクセスできるPROエディター。

  • ※1 発音の優先順位 … これを上げておくと、他のパートでたくさん音を鳴らして処理能力上あふれそうになっても発音数を確保できる
  • ※2 アナログフィール … ピッチに1/fゆらぎを与える(ランダムにチューニングをブレさせる)ことで、アナログシンセや自然音のような「エモい不安定さ」を実現する。そういえば今秋と来春に発売されるJUPITER-X(m)にはアナログシンセの回路の不安定さを再現するために温度センサーが付くそうで、天ぷら鍋呼ばわりされていましたね

豊富なオシレーター

OSC = Oscillatorページでは典型的なシンセ音を担当するバーチャルアナログ(VA)、前編でご紹介した、先祖代々伝わる録音ベース(PCM)、各種ダンスミュージックでは鉄板のSupersawなど、多種多様なオシレーターから波形を出力できます。

ここを次々入れ替えるだけでもメチャクチャ楽しいです。フルートのクリック音に歪んだエレキギターのサステイン部、キーオフに合わせてオケヒが「デンッ!」なんて音も作れてしまいます。実際使えるかどうかは…微妙ですが。

AIRAやBoutiqueで培ったVCFモデリング!

フィルターは主に2種類に分かれています。ひとつはローランドのデジタルシンセでおなじみ、デジタルベースで順当に磨き上げられたTVF(Time Variant Filter)。もうひとつはここ10年ほどの間にローランドがかなり気合を入れているアナログVCF(Voltage Controlled Filter)のモデリングです。

VCFは

  • VCF1 (特に名前がない…ローランドSHあたりの特性に似せているのでしょうか)
  • MG (シンセサイザーあるある、「ダレのナニとはいわないけど」シリーズ。とどのつまりMOOGですね)
  • JP (ローランドJUPITER-8あたりのモデリングでしょう)
  • P5 (ダレのナニとはいわないけど、Prophet-5ですね。レゾナンスがかなり派手に出ます)

の4種類から選べます。TVFがハイパスやバンドパス、ピーキングなどを選べるのに対し、VCFはすべてローパスです。

実はこれに加えてモノホンのステレオアナログフィルターも内蔵しており、本体内部の各セクションからアクセスできるのですが、それは実際に触ってみてのお楽しみで。

インスピレーションを刺激するTR-REC

透明で美しい16個のボタンは、レコーダーモードでは16ステップのリズムマシン式打ち込みに使えます。

使い方はとても簡単。鳴らしたい音を鍵盤で選んで、ボタンをONにするだけ! ドラムに使うのはもちろん、TR-RECでアルペジオのパターンを作ったり、敢えてハチャメチャに入力して面白い並びが出るまで粘ったり… これもまた素晴らしい時間泥棒です。

コンピューターとの連携もバッチリ

USBで接続すれば、FANTOMはMIDI鍵盤+音源+MIDIインターフェイス+オーディオインターフェイスとして機能します。Mac環境に向けてはLogic Pro X用プラグインとMainstage用プロファイルが配布されています。次世代のプロダクション/ライブ環境の中枢を担うにも不足のない、頼もしいスペックです。

コンピューターからの音はUSB Audio Inputとしてミキシングし、FANTOMに接続したスピーカーからモニタリングすることができます。(わざわざそのためのフェーダーが用意されている周到ぶり)

このスゴさ、ぜひ体験してください!

三宮店ではFANTOM8を展示しております。ひとつ前のモデルであるFA-07や、YAMAHA/NORDのステージピアノと比べることもできますよ。

ぜひシンセサイザー担当フクシマをご指名の上ご来店ください。お待ちしております!

ご購入はこちら!

この記事を書いたスタッフ

投稿者: フクシマ

まあまあコテコテのDTMerです。現役でゲームサウンドの制作に携わりながらDJを少々嗜みつつ、某女性声優に触発されてMIDI検定1級を取得するなど、多方面で精力的に活動中。実をいうと専攻分野は音響効果。デジタル制作ライフのご相談はお気軽にどうぞ! 頑張ります!

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

コメントを書く

必ずお読みください

  • コメントを送信すると、名前・本文に入力した内容がこのページ上に表示され、どなたからでも見える状態となります。
  • 不特定多数の方が閲覧する可能性がありますので、電話番号・メールアドレス等の個人情報は書き込まないようご注意ください。
  • 個人の特定につながる内容が記載されている場合はコメントを削除させていただきます。その他コメントガイドラインについてはこちらをご覧ください。(新規タブで開きます)
  • HTMLは使用できません。