『ピアノ調律担当日記』その9~演奏しやすい鍵盤とは?~

こんにちは!!
島村楽器ららぽーと甲子園店いちの工具好きの藤岡です!!

最近ホームセンターでしか見かけなかったような工具を100円ショップでも見かけるようになりワクワクしています。
これもDIYブームのおかげなのでしょうか?
精度の高い工具がお手軽に手に入るようになるととてもうれしいです。

さて今回のテーマは『演奏しやすい鍵盤とは?』です。
実はピアノの鍵盤って様々な調整をして重さなどのタッチ感をつくりだしているんです。
演奏とは切っても切れない関係の鍵盤をぐぐぐっと掘り下げて、マニアックな内容でお送りします。

それでは、レッツスタートです!!

ピアノの鍵盤を横から見るとこんな感じのシーソーになっています。

アップライトピアノ
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グランドピアノ
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普段見えている白鍵又は黒鍵を押し下げることで、
反対側が上昇しアクション
(ピアノの音がでる仕組みのこと)が動かされていいるのです!!

よくアップライトピアノとグランドピアノで鍵盤のタッチ感が違うといわれますが、
その大きな理由として
鍵盤の長さ支点
の違いがあります。

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奥がアップライトピアノの鍵盤、手前がグランドピアノの鍵盤です。
(模型の鍵盤を撮影しているため、黒鍵と白鍵が一体型になっていますが、通常はバラバラです)

このようにグランドピアノの方が鍵盤の長さが長くなっているのです。
長さが違う分、動きの支点となる位置も異なります
アップライトピアノとグランドピアノでは、
力点から支点・支点から作用点までの比率が異なるので、
鍵盤の押し下げた力をエネルギーに変換する割合が違うのです!! 

これが、タッチ感の違いにも繋がってきているのです!!

さて、それでは
演奏しやすい鍵盤とはどんなものなのでしょうか?

先ず第一に
高さ・沈む量等、88全ての鍵盤の状態がそろっている事
が絶対条件になってきます。

実は、ピアノの鍵盤の下にはフェルトが入っていて、紙の厚さを調整することで高さ・沈む量を揃えているのです!

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例えば、このように高さがバラバラな鍵盤があったとします。

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これだと、指がひっかかって演奏しにくいったらありません。

これを鍵盤の下に調整用のパンチングという紙を入れたり抜いたりして調整します。

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すると

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綺麗にそろいました!!

さらに加えて、鍵盤の沈む量も調整します。

高さと同じように調整用のパンチングという紙を入れたり抜いたりして調整します。

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沈む量が綺麗に揃っていないと音に表情を付ける事が難しくなってしまいます。

写真で伝えられませんがとても重要な工程です!!

鍵盤に段差があると演奏しにくいことはもちろん、欲しい音色も出す事が難しくなってしまいます。
さらに鍵盤の調整がしっかり出来ていないと、それぞれの鍵盤の重さが違うように感じてしまう為とにかく弾き難い!!!

ピアニストが直接ピアノに変化を与えられる場所だからこそ、こだわって調整を行います。
ソロリサイタルだと、一鍵づつタッチの要望を合わせる事もあるんだとか…

その他にも、鍵盤を軸となっている金属のピンを磨いたり
フェルトの調整を行って弾き心地のよい鍵盤に仕上げています。

普段何気なく弾いているピアノも、鍵盤の調整を見直すだけで見違えるほど弾きやすくなるかもしれません。
調律以外の調整を長い事していないのであれば、ぜひこの機会にやってみませんか?

気になる方は是非甲子園店の藤岡までご相談下さい🎵

さて、今回はこの辺で
次回テーマ『おすすめピアノグッズ』

今回のピアノ プレンバーガー「PV118SM」
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白色の新品ピアノです。
しっかりとした弾き心地と表現力豊かな音色が魅力的です
是非店頭でお試し頂きたい一台です

以上、藤岡でした。

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