【程よい我慢が、音を惹きつける。】ねねの音彩(ねいろ)~ピアノサロン通信Vol.124~
皆さん、こんにちは!
ここ数日で急に気温が低くなりましたね〜。
朝夕はとくに涼しく、時に寒くも感じるようになったので、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね*
crescendo、decrescendo
今日は、クレッシェンド・デクレッシェンドのお話です。
この強弱記号は、フォルテ(f)やピアノ(p)とは異なり、数小節にわたり「時間の経過」を使って表現するという特徴があります。
だんだん強く…
だんだん、弱く…
小学生の頃、いくら練習してもデクレッシェンドのコツが掴めなくて
「だんだんって…何よ!」
とやり場のない気持ちを松葉記号に突っ込みながら、日々向き合っていました(笑)
「はい!ここからは強くだよ!」とフォルテさんならズバっと言ってくれますが、
「もうすぐで山場よ…ほら〜山場…!」とクレッシェンドさんに予感を促されるときには、妙な緊張感が走ります(笑)
●ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番Op.13 「悲愴」第3楽章より抜粋●
表現の我慢
4小節目にフォルテがあり、1小節目にクレッシェンドが書かれているとします。
1小節目からどんどん強くし始めて、4小節目に到達する頃には、
「これ以上、音が出ない…!」
となってしまうことって、結構ありますよね。
デクレッシェンドも然り。
音楽は流れてしまえば過去に遡れないですが、表現を付ける際には、「逆算する練習」が非常に重要です。
➀頂点でどのくらい大きくしたいのか&弱くしたいのか。
➁そうすると、出だしはどれくらいの音量で始めるのが丁度良いのか。
皆さんも、ぜひこの➀・➁を意識して練習してみてください♪
松葉記号たちと「だんだん」仲良くなっていけますよ(*^^*)
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