博多ジャズサックス道場 ~音楽理論編①~

みなさんこんにちは。

島村楽器ジャズサックス講師の宮本道隆です!

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自身の独断と偏見に基づいて、ジャズやサックスのちょっとしたことを徒然なるままに綴るコラム「博多ジャズサックス道場」!
このシリーズはちょっと難しい話題、ジャズにおける音楽理論について書きたいと思います。初回は序論という位置付けで概要を説明します。

そもそも音楽理論とは

音楽学の一分野である音楽理論は本来の意味としては広範で、楽曲の構造や作曲手法などを論理的に説明することを指します。Music Theory=音楽の方法論、もう少し噛み砕くと、AするとBのようになる確立された法則性、とも言えると思います。
その法則性にも様々な見出され方をしていて、まず頭で論理的に考えて、ある明確なコンセプトに沿って理論を組み上げていったものもあれば(十二音技法、記譜法、平均律、対位法など)、感覚的に組み立てて演奏して、特徴的な響きだけどこれはなんだ?という疑問に対し、後付けでどうやらこういうことらしい、として発見されるものもあります。要するに音が先に来るのか後に来るのかの違いであり、前者が純理論的、後者は経験則的と言えるでしょう。
ただ、「音楽理論」について質問してくる方が聞きたいのはこういうことではありませんよね。本当に知りたいことというのは、「コード進行」について、つまり、「機能和声」のことを指しているのです。

機能和声とは

ダイアトニックスケールとダイアトニックコード

ある調の構成音7つをそれぞれ組み合わせることで発生する和音には、それぞれ機能、役割があるという考えを機能和声といい、古典派以降から現代のポピュラー音楽に至るまで、原則としてこの考えを根底に作曲されています。もちろんJ-popも例外ではありません。
この、調の構成音の音階(ハ長調であればドレミファソラシ)を「ダイアトニックスケール」といい、それぞれの音から3度上の音を重ねて出来る和音を「ダイアトニックコード」と言います。

このダイアトニックコードにはそれぞれ性質、機能があり、大きく3つに分けます。Tonic、Subdominant、Dominantです。ものすごく簡単に言うと、安定した和音、やや不安定な和音、不安定な和音、となります。その役割を各ダイアトニックコードに割り振ると、以下のようになります。

これらの和音を連結させようと考えた場合、同じ機能の和音を隣り合わせにするのではなく、違う機能で結ぶと綺麗に聴こえる、という法則が機能和声なのです。不安定な感じの響きから、ホッとする落ち着いた響きに着地する、そんなイメージですね。一番端的な例が、音楽の授業でよく耳にするこれ、礼をする時のピアノです。

安定→不安定→安定と推移しているのがわかります。この安定から不安定ないしやや不安定を経由して安定に戻る一連の動きをカデンツ(終止形)と言います。このカデンツが機能和声を最も端的に語る重要な要素となります。そして、この性質を元に、どういう風に和音を進行=つなぎ合わせていくか、が、いわゆるコード進行の理論、法則性、ということになります。

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初回からややこいですね笑 しかしながら、まずここを理解しないことには和音に対する理解は始まらず、その先にある、曲に合った的確なアドリブや作曲には至れません。今回出てきたキーワードをまとめると下記になります。次回以降も出てきますので、しっかり覚えておきましょう!

ダイアトニックスケール、ダイアトニックコード、Tonic、Subdominant、Dominant、カデンツ(終止形)

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