博多ジャズサックス道場 ~名曲名盤編①~

みなさんこんにちは。

島村楽器ジャズサックス講師の宮本道隆です!

ジャズサックス講師 宮本道隆の紹介ページ

島村楽器アミュプラザ博多店 開講コース・講師の紹介ページ

自身の独断と偏見に基づいて、ジャズやサックスのちょっとしたことを徒然なるままに綴るコラム「博多ジャズサックス道場」!
今回は、クリスマスも近くなってきましたので、冬にちなんだジャズチューンをご紹介したいと思います!博多駅前も11/8にイルミネーションの点灯式が行われましたね!ゲストに絢香さんも登場して、華やかなイベントでした。
さて、ジャズの大きな特徴の一つとして、音楽的な懐の深さがあります。端的に言うと、他のジャンル、スタイルの曲でもジャズ風にアレンジしやすいのです。クリスマスキャロルやクリスマスを歌ったポップスも例外ではありません。
今回紹介する中にはそんな曲も含めています。クリスマスまであと一ヶ月ちょっと。これからレッスンしても間に合いますよ!(笑)

クリスマス名盤

The Christmas Song

上級者向け

何を差し置いてもまずご紹介したいのがこの曲。Nat King Coleによる歌唱が有名です。題名のせいでクリスマス以外で演奏しにくいのが心底惜しいくらい、美しいメロディーとコード進行を持つ曲です。
聴く分には簡単そうに聴こえるかもしれませんが、侮るなかれ。ただでさえジャズバラードを吹きこなすには相当な表現力を要求されますが、距離の遠い跳躍があり、えげつない転調がそこかしこにありと、技術的にも易々と吹ける曲ではないのです。
この曲のテーマを「聴かせられる」かが上級者への扉の一つであり、テーマの中でコードに対して的確なフェイクを入れたりアドリブが取れればプロ級と称して差し支えないと私は考えています。ジャズスタンダードバイブルを始め、所謂「スタ本」と呼ばれる類の曲集にはまず間違いなく入っている曲ですので、ぜひ一度チャレンジして、この曲を味わってほしいと思います。
検索するときは「The Christmas Song」と入力しないと出てきづらいのでご注意を(笑)

Let It Snow

中級者向け

言わずと知れた名曲ですね。Frank Sinatraなど多くの有名アーティストがカバーしています。この曲は軽快なテンポであることから、様々なリズムスタイルにアレンジしやすいという特性があります。日本人には、小野リサがボサノバ風にアレンジした曲が馴染み深いのではないでしょうか。
この曲もBセクションでしれっと転調があるので、臨時記号を落とさないことが演奏上の注意点です。また、意外と使用する音域が広いので、オクターブキーを使用する音域と使用しない音域の行き来が多いです。初中級者には左手親指の練習に良いでしょう。
様々なリズムスタイルで遊べる曲でもあるので、それぞれのスタイルを楽しんでみてください。

Winter Wonderland

中級者向け

この曲もLet It Snowと同様に、リズムが軽快な曲ですね。これも数え切れないほどカバーされています。もともとシャッフルのリズム(所謂ハネるリズム)の曲なので、勝手にジャズっぽく聴こえます。
ただ、この曲も耳慣れてるので簡単にできるかもと思われがちですが、やると意外に難しいと言われる曲です。まず、シャッフルというハネるリズムにしっかり乗れないといけません。下手をするとエエジャナイカのようなチャンカチャンカリズムになってしまうので(日本人は特に)、ジャズでよく言われるズダズダ吹きを意識するといいと思います。それと、同音連打が多いので、サックスにとってはタンギングのいい練習にもなるでしょう。
また、例に漏れずBセクションで転調ありです。パッと思いつきにくい転調先なんですが、かっこいい転調のし方なので、落とさないように注意しましょう!

White Christmas

初級者向け

Bing Crosbyの曲で、原曲はバラードに分類できますが、この曲もバリエーション豊かで、軽快なアップテンポのswingで演奏することもできます。Frank Sinatra、Elvis Presley、日本では山下達郎もカバーしており、ジャンル問わず様々な歌い手に愛されてきた曲です。
この曲は、メロディーを吹くだけなら比較的簡単な曲です。基本的にメロディーが隣接した音の連なりになっているので、ある程度音階が吹けていて臨時記号の部分の半音階の運指ができていれば演奏できるでしょう。
しかしながら、この曲は音楽理論的には非常に見るべき点が多い曲です。メロディーの最初の4小節は非和声音が刺繍的に使われており、とても印象に残ります。特に2小節目の3拍目、3小節目の1拍目にどういうコードを置くかで、編曲者、伴奏者(主にピアノ)のセンスがわかります。ここでディミニッシュが使える人が私は大好きです(笑)
メロディーに影響がないので気づかれにくいですが、9~12小節目のコード進行も非常に美しい。(移動ドで)|ド|シ♭|ラ|ラ♭|のコードトーンの変遷が感じ取れれば、アドリブするためのコードの理論についての理解度はそれなりの水準に達していると言えるでしょう。メロディーはダイアトニックスケールから外れてないのに、背景であるコードには陰影がついている、優れた作曲のセンスだと思います。ぜひ味わいながら演奏してください!

==========================================

ジャズで聴く曲をチョイスしたので、どの曲も70年以上前に書かれた曲になってしまいましたが(笑)
いかがでしたか?この他にざっくり紹介すると
I saw Mommy Kissing Santa Claus、Frosty the Snowman、Santa Claus is Coming to Townや、Joy to the world、聖しこの夜のようなクリスマスキャロルもよくアレンジされています。
演奏者でいうと、Duke Ellington、Billie Holiday、Dexter Gordon、Chet Baker、Joe Pass、Art Pepper、はたまたJohn Coltrane、果てにはすごく珍しいものでCharlie Parkerもやっていて、内容も素晴らしいです。
楽譜も多数出版されてますので、ぜひ店頭までお求めください♪

レッスンでこういった季節物を選曲するももちろんOK!お問い合わせの際は稼動店舗までご連絡ください!

音楽教室ホームページ

ジャズサックス講師 宮本道隆の紹介ページ

島村楽器アミュプラザ博多店 開講コース・講師の紹介ページ

店舗 島村楽器 アミュプラザ博多店
電話番号 092-413-5420

記事に掲載されている情報は、掲載時点の情報です。イベント情報、商品情報、在庫状況など、掲載時点以降に変更になっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。

コメントを書く

  • 電話番号・メールアドレスなど、個人情報につながる内容が記載されている場合はコメントを削除させていただきます。その他コメントガイドラインについてはこちらをご覧ください。(新規タブで開きます)
  • HTMLは使用できません。