【ドラムと雑談】Roland TD-50X登場で感じた、Rolandの凄さ vol.5 2021/6/8

 フナハシです!先日、Rolandの最新電子ドラム音源TD-50Xと、これを採用した電子ドラムキットが発売されましたね!これらの新製品に対する、電子ドラム界をリードし続けてきたRolandの意地や先見性みたいなものを感じたのでシマブロにまとめます。

"X"が付いただけ?

 TD-50を知る人であれば、TD-50Xを知った時に「え、筐体同じじゃん!?本当に新製品なの?」と、不安を抱いた方もいると思います。実際に触ってみれば、動画サイトなどで聴き比べるだけでもその進化は十分体感できるのですが、その背景に想像を膨らませると、とてもワクワクしてきます。

新型のTD-50X


旧型のTD-50


TD-50は、5年も前の電子機器

 TD-50の発売は、2016年です。電子ドラムは、楽器とはいえ中身はスマートフォンやパソコンのようなもので、5年前のスマホがどんな性能だったのか思い出してみて下さい。今のスマホの方が随分高性能になっています。つまりRolandは、最新モデルのTD-50Xで5年前の型落ちを流用している...のではなくて、Rolandは、5年後もバリバリ通用する超ハイスペックマシン&技術を2016年に作っていた、と考えられるのではないでしょうか。実際に、TD-50はTD-50Xへと有償アップグレードが可能で、既にTD-50をお持ちの方は、TD-50X本体を買う必要がありません。最新の電子ドラムサウンドが、5年も前の電子機器で正常動作するのです。古いスマホで最新のリズムゲームを遊んでいる方、タップが反応しなかったり、ラグに困った経験はありませんか?
 もう少し細かいところをみます。TD-50で搭載されたサウンドは、「Prismatic Sound Modeling」というRoland独自の技術が用いられています。新型であるTD-50Xでも「Prismatic Sound Modeling」が用いられていますが、音を聴いて頂ければ分かると通り着実に進化しています。やはり5年後も通用する技術の土台を作っていたのではないでしょうか。


3つのUSBポートは、ハイハットを見越して?

 TD-50Xの発表に合わせて、USBを使ったデジタル接続となるハイハットパッド「VH-14D」も発表されました。TD-50の頃は、スネアパッドとライドパッドがデジタル接続でしたが、ドラムセットの中でも特に複雑な表現力を誇るハイハットパッドもデジタル化…。遂に来たか!と待ち望んでいたドラマーは私だけではないはずです。ですが、ここにも先を見据えたTD-50の設計が伺えます。というのも、TD-50の頃で既にパッド用のUSBポートが3口ついていたのです!TD-50の頃はスネアとライドの2つしかUSBを使わなかったので、1つポートが余っていたのです!TD-50発売時は無理でも、必ずハイハットパッドもデジタル化するぞ!という思いでいたのかと想像すると、さすが電子ドラム界をリードしてきたRolandだ...と感嘆の息が漏れます。

TD-50のリアグリル。既にパッド用のUSB端子(DIGITAlTRIGGER IN)が三つありました


電子ドラム戦国時代の様相

 RolandがTD-50を発表してから後継であるTD-50Xを発表するまでの間に、随分とドラマーが持つ電子ドラムに対するイメージが変わったと感じます。昔の電子ドラムのイメージと言えば、「音が悪い」だとか、「表現力に乏しい」だとか、「初心者でも良い音が出せるから練習にならない」など、散々な言われようでした。しかし最近は、品質の向上が進んだことで「生ドラムとは異なる魅力を持った電子楽器」という地位を確立してきていると思います(「確立した」と言っていいかも)。
 2016年のRoland TD-50シリーズ発表でパッドが大型化。2017年にATVがaDrumsを発表し、音も見た目もより生々しい傾向に。2020年にはPearlがe/MERGEを発表し電子ドラムに本格参入。YAMAHAもDTX6シリーズを発表しました。


RolandがTD-50KVXを発表、電子ドラムの大型化の皮切りに?


その後ATVがaDrumsを発表。生ドラムな外観に衝撃が走りました


PearlとKORGが共同し、e/MERGEを発表。「打点の変化からスティックの形状の違いまで、全てのニュアンスを音色として昇華させます」という、信じ難い仕様を有しています


YAMAHAもミドルクラスの新製品DTX6シリーズを発表。フラッグシップがどうなるか今後の動向に注目です


 メーカー間の競争が進めば、電子ドラムの更なる進化が期待できそうなので、プレイヤー目線としては大歓迎です。ドラムは練習環境にとても困る楽器で、電子ドラムはドラマーの楽しみを広げてくれる素晴らしい楽器です。
 電子ドラムは生ドラムの代用品という時代はもう過去の話。ドラムを楽しむための強力なアイテムとして、ますます電子ドラムから目が離せません!

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