福岡ギター修理のすゝめその56~ライブトラブル予防その2~

皆様こんにちは!

リペアマン尾仲です。

前回の記事

福岡ギター修理のすゝめその55~ライブトラブル予防その1~

をご覧いただけましたでしょうか?

少しでもお役に立てれば幸いです!

さて、今回は電装編をご紹介したいと思います!

電装系の緊急トラブルはここに尽きる!!!

といっても過言ではない場所!

そう!

ジャックです!

一番頻繁に触る場所であり、ここが悪くなると一切音が出なくなるという

一番危険なパーツでもあります。

主なパターンは2つ!

・断線

パーツにハンダ付けされていた線が切れてしまった状態。

これはアンプやエフェクターは触ってないのに急に音が出なくなった!

という場合に一番最初に疑うべく場所です。

事前にこうなったら私のところへGO!

大事なのは断線してしまう前までのチェックやケアです!

断線の一番のというかほぼほぼの原因は

ジャックのナット(1枚目写真の六角ナット)の緩みです!

これが緩むとパーツごと中の配線がぐるぐると回りブチッといってしまいます。

緩んだまま使ったり、ナットが緩んだけど手で回して締めただけだったりすると簡単にブチッと

いってしまいます。

また、ナットを締めようと専用工具を使うのはGOOD!なのですが、

外からナットだけを締めるとさっきと同様にブチッといってしまいます!

ジャックを持ってナットを締めるのが正しいやり方です!

ぜひチャレンジしてみてください。

※学生の皆さんが最初に手にするような比較的安価なギターには貧弱な細い配線材が使われていることがほとんどです。

パーツが少し回っただけで切れてしまうものなので十分注意しましょう!

・ガリノイズ

シールドが動くたびにガリガリ!バリバリ!!とすごいノイズを出す状態。

パーツのサビや変形による接触不良が原因です!

実はこれ非常に危険です!

ライブとなると大きなアンプで大音量を出していると思います。

そんな中バリバリ!!っと大出力のノイズが走るとどうなるか・・・

アンプが壊れてしまうこともあります。

これは大げさではなく、急激にアンプに大音量の負荷がかかってしまうため

皆さんご存知のマーシャルヤフェンダーなんかでよくある真空管アンプが飛んでしまいます。

こうなると音が出なくなるだけではすみません。

本当に危険だということは覚えておいてください!

では、どうしたらよいか。

セルフケア法を教えます!

接点復活剤

というものを使います。

このスプレーをシールドのプラグにシュッとひとふき!

そのシールドを何度も楽器本体のジャックへ抜き差し抜き差しを繰り返しやってください。

そうするとガリノイズが出なくなることが良くあります!

こうすることで、シールドプラグ、ジャック共に表面に付着した汚れが取れ接触不良を改善してくれます!

しばらくはOKな状態になることが良くあるので試す価値ありです。

また、ガリノイズがでていない場合も定期的に(1,2か月に一度くらい)このセルフケアをやっていただくとさらにGOOD!です!

普段の汗や汚れついた手で無意識にシールドのプラグを触ってしまっていると思います。

そんな汚れた状態でジャックに刺すと・・・知らない間にどんどんとジャックに汚れや汗が付着していきサビが発生してしまうのです!

怖いですね~。

日ごろのメンテがいかに大事か!ご理解いただけると思います。

こ接点復活剤は、ヴォリュームやトーンノブを回した時のガリノイズにも有効な手段です!

ノブの裏には可変抵抗器(POT)なるものがついています。

この内部にシュッと!(ほんとにごく少量にしてくださいね!多いと壊れますよ!)

後はノブをグリグリグリグリと回すだけ!

こちらは定期的にはしないでください。

ガリノイズが出た時だけです!

これでもガリノイズが消えない場合は私のところへGO!

またよく見かけますが、ノブかとれた状態のまま使っている人!

POTに手の汗や汚れが大量に付きすぐにパーツが劣化します。

ちゃんとノブを付けましょう!

・電池切れ

これはアクティブタイプという電池が必要な楽器に起こり、音が出なくなります。

主にベースやエレアコですね。

バッテリーボックスやコントロールパネル内に9V電池が入っています。

割と数年持つので、楽器を買ってから一度も変えたことがない人も多いです。

電池が入ってるなんて知らなかった・・・なんて人ものすごく多いです。

トレブル、ミドル、ベースなどのイコライザーつまみが付いてるものは基本的に電池駆動ですので確認してくださいね!

エレアコは手元でヴォリューム操作ができるようなものは電池駆動です!

シールドを刺している時に電源がONになる仕組みですのでシールドの刺しっぱなしは電池を消耗しますので

気を付けてください!

交換せずに数か月~年単位が経っている人は新品に変えてあげましょう!

消耗した電池はノイズが多くなる、音質劣化にもつながりますので、定期的に変えましょうね!

電池交換の際のバッテリースナップの断線にも十分注意してくださいね!

力を入れて引っ張ると切れてしまいます!

引っ張らないように気をつけましょう!

最後はこちら!

・シールド

先ほどプラグのお手入れはご紹介しました。

それと同時にプラグのカバーが緩んでないかもチェックしてみてください!

案外緩んでいるものです!

また、シールド自体が断線しかかっていてシールドを動かすとバリバリとノイズを出す場合があります。

こうなると基本的にはシールドを買い替えましょう!

シールドも金額がピンからキリまでありますが、かなり音質の違いがあります。

色々とシールドを試してみるとこんなに違うのかと驚くと思います!

奥が深く、楽しい世界ですので興味がある人はお店に試しに来てくださいね!

シールド選びで大事なポイントはまずは音質よりも耐久性です!

常に抜き差しや演奏時動いたり、演奏後の片付けではクルクルと8の字巻にしたりしますが、

貧弱なケーブルのものはすぐに断線してしまいます!

下のケーブルはかなり細いのが分かると思います!

細くて良いケーブルもありますが、

基本はある程度太さのある頑丈そうなものを選びましょう!

逆にあまり太すぎるとケーブルが硬くて取り回しが悪いこともあるので、その変も加味して選びましょう!

あまり安価なものは切れやすい、ノイズが多いなどのものもあるので、ライブをするのであればそれなりのものは用意しましょう!

電装系もポイントは少ないですが、チェックすることケアできることも多いですね!

特に電装系パーツの質(耐久性)は安価な楽器ほど楽器の価格に比例するのが現状です。

異常がないかライブ本番前だけでなく日ごろからチェックしてみてください!

今回のその1とその2で

万全の態勢で学園祭や発表会などの演奏機会に臨んで下さい!

皆様の演奏が最高のものに!最高の想い出となるよう応援しております!

頑張ってください!



以上、リペアマン尾仲でした!




2018年9月ギターリペア稼動スケジュール

※「赤」リペア定休日となります。

それ以外は10:30~19:00にてリペアスタッフが常駐しております。簡易修理とその他修理の受付は全営業日となっております。

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福岡ギター修理のすゝめ一覧

島村楽器 福岡イムズ店 ギター修理受付に関して

ギターリペアスタッフ常駐、店頭での楽器修理受付について

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